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舞台と主人公

初投稿です。

読んでいただければ幸いです。


 その町は自然に囲まれそこにあった。

 その町は大きく分けて二つの地区があった。

 そのうち一つはレイヴァルタウン。もう一つは……名もないスラム街。

 その二つは塀で完全に分断されていた。


 ここはスラム街の一画、とある雑貨店。

「アイシス~、これもお願い!」

 リエリズはどこにでもありそうな箱をアイシスに見せる。

「え~、どれ?」

「ほら、ここ」

 リエリズは、蓋を閉めておくためにあるはずのでっぱりがないことをアイシスに示した。ついでにパカパカと開け閉めしてみせる。

「あ~ほんとだ。これはまた、面倒な……まあ、やっておくよ」

「ありがと~。これないと、また買いに行かなきゃならなくなるからさあ。じゃあ、また来るね」

「たぶん、明日には出来てると思うから、取りに来てね」

「うん、ありがとう」


 このお店は、アイシスがやっている雑貨店兼修理屋。お店自体はわりと繁盛している。でも、お金が明らかに足りていないのも事実だった。


「さあて、客もいないし、今の内に掃除を済ませるか」

 アイシスは一度のびをして、隅の方に置いておいた掃除道具を手に取った。

 床のほこりを取り、商品のほこりを払い……

 半分もすすめたところで人が入ってきた。

「アイシス!」

「わっ、びっくりした~。ティナ、そんなに急いでどうしたの?」

 ティナはよっぽどあわてていたようで、息が切れている。

「はあ、えっと、あの……ああもう、とにかく一緒に来て!」

「えっ、う、うん」

 ティナはアイシスの手を掴み、引っ張りながらお店を後にした。

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