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第五話 決着

リンネはゆっくり立ち上がった。

「これで終わりだ」

両腕に光が集まり始める。

『キュイイイイイン!!』

ギルドの空気が震える。ミリスは反射的に声が出た。

「な、なんですかあのエネルギー!?」

リンネが叫ぶ。

「くらえ!」

「ツインサンレーザー!!」

両腕から放たれた二本の光。

太陽のような輝きが一直線に走る。

ギルドが光に包まれる。「うわあああ!」

「眩しい!」

「ギルド壊れるぞ!」

しかし――

ギルドマスターは笑っていた。

「ははは!」

大剣を構える。

刃に黒い力が集まる。

「いいぞ小僧!」

「ならばワシも見せてやる!」

大剣を振り上げる。

「黒大地斬!!」

ドォォォン!!

巨大な衝撃波が走る。

次の瞬間――

光と衝撃波がぶつかった。

ドゴォォォォォォ!!!

衝撃が爆発する。

ギルドの床が割れる。

壁が軋む。「ギルドがあああ!」「止めろおおお!」

衝撃がさらに広がる。

窓ガラスが砕ける。

ドガァン!!

ギルド全体が揺れた。

外の通りの人まで振り向く。

それでも――

ギルドマスターは笑っていた。

「ははははは!!」

光の中で叫ぶ。

「面白い!!」

リンネも力を込める。

「まだだ!」

『エネルギー出力上昇!』

光がさらに強くなる。

ドゴォォォォ!!

ついに衝撃が爆発した。

白い光が広がる。

――静寂。

煙が立ち込める。

やがて煙が晴れるとーー

リンネは片膝をつき、大剣を首元に突き付けられていた。

そして。

ギルドマスターが笑った。

「……いい」

大剣を肩に担ぐ。

「小僧」

「お前、Fランクじゃないな」

ギルド中が静まり返る。

老人は言った。

「今日から特例でCランクだ」

ギルド中が叫んだ。

「「「えええええええ!?」」」


ギルドが半壊した中、煙がゆっくりと晴れていく。

崩れた机。割れた窓。床には大きな亀裂。

冒険者たちはまだざわついていた。

「Cランクだってよ…」

「Fからいきなり…?」

「まああの実力だもんな…」

そんな中、リンネは変身を解除した。

光が消え、元の姿に戻る。

ミリスが恐る恐る近づいた。

「……リンネさん」

「その…」

ガルドも腕を組んだまま言う。

「正直言うぞ」

「お前、俺らと組むレベルじゃねえ」

エナも小さく頷く。

「うん……」

「もっと強いパーティ、たくさんあるよ」

「Cランクなら……きっと」

ミリスも申し訳なさそうに言う。

「私たち、役に立ってませんし……」

「足手まといに……」

その言葉にリンネは少し驚いた顔をした。

「なんで?」「「「え?」」」

リンネは少し笑った。

「確かに俺は強いかもしれない」

「でも」

「さっきのスライム討伐」

三人を見る。

「楽しかった」

リンネは肩をすくめる。

「一人で戦うより」

「みんなと戦う方が面白い」

そして少し照れたように言った。

「それに」

「最初に組んだパーティだろ?」

「簡単に変える気はない」

一瞬、沈黙。

ミリスの目が潤む。

「リンネさん……」

ガルドは顔をそらす。

「……バカだろお前」

エナも小さく笑った。

「でも」

「嬉しい」

リンネが言う。

「だから」

「これからもよろしく」

「「「はい!!」」」

その様子を遠くから見ていたギルドマスターが笑う。

「はっはっは」

「いいじゃねえか」

「それでこそ冒険者だ」

「ドン」

その時、ドアが勢いよくひらく。そのドアの向こうには、大勢の人がいた、そしてその中の1人が口を開いた

「た、大変です、モ、モンスターが」

ギルドマスターは顔を青ざめて言った

「まさか大量発生か!」

「い、いえ実は」

「全部いなくなってるんです!!」

ギルドがざわつく。

「は?」

「どういうことだ?」

「そんなことあるか?」

男は必死に説明する。

「本当です!」

「スライムも!」

「ゴブリンも!」

「一匹もいないんです!」

ミリスは呟く「森って…」

「さっき私たちがいた場所ですよね」

リンネも腕を組む。

「確かに」

「スライムは大量にいた」

ギルドマスターは少し考えた。

そして低く言った。

「……案内しろ」

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