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蟷螂の斧、ふりかざし

作者: 秋葉竹


 


や、やぁ

みなさん。


大きな希望がなくても

別に何もしなくてもいいんだ。


満開の季節は

もちろんのことだけど

いまさっきの桜の散り際だって

美しかったよ。


あなたがなにをしたいのか?

わたしがなにをしたいのか?


それはそれとして、

実際生きてて想うけど

人って、愛が、

ほんの少しだけ、たりないよねぇ?


やっぱりいちばん可愛いのは

じぶんじしんだからね、

ふと

やって来た道や街を

振り返って想うんだ。


ほんとうの愛の人って、

利他主義者なんだろうか?





や、やぁ、みなさん。



けっこう頑張って

生きてん、よねー?


くっだらない悲しみや

おちこむほどの不安や

あざやかな悪への憧憬を

みないふりとか

できるなら、そうしようか?



斧をふりかざした

蟷螂のようなキワドイ心を

持ちつづけていたいと


やるせない夢でも

みつづけながら。









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― 新着の感想 ―
[良い点] どこが……と明確な場所は伝えられず ただ全てを読み終えたときに残された感覚が 忘れられない恋のように 心に残りました [一言] 振り上げた斧は 自分の内側にも 向けられているのかもしれない…
[良い点] や、やぁ 秋さん けっこう 頑張っている そんな師匠の姿、言葉は やっぱり 私には響くんだなぁ。 なんだろう くっだらない悲しみを くっだらないといいながら みつめている人がいてくれて…
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