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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

ソレに抗うのは、難しい

作者: 夜桜

大学生である花乃香菜(はなの かな)は、お腹が弱かった。すごく弱い訳では無いが、体やお腹を冷やしてしまったり、冷たいものを食べすぎると、他の人よりも下してしまう体質で、それを自覚している為、気を付けていた。


そんな中、今日は休日ではあった。季節は夏であり、今日も今日とてなかなかに暑い。暑いからと言って、何も食べない訳にはいかないので、適当に家にある天ぷらうどんを作って食べ終えた。


その後、しばらくして買い物から帰宅した母からスイカを買ってきたと言われ、香菜は喜んだ。暑いので、少しでも涼む物を食べたかったのだ。お昼もちょうど食べ終えてから時間もたっているし、デザートに最適だ。


そう思って、香菜は早速スイカを切り分けて貰い、ひとつ食べる。甘くて美味しい。もうひとつ食べてから、香菜は自身の部屋に戻って、趣味に勤しんでいた。そのうち、香菜は眠ってしまった。


・・・


2、3時間経った頃だろうか。眠る香菜のお腹からは、消化音が聞こえていた。だが、何故だが多い気がする。そして。


ぎゅるるるる…ごぽごぽごぽ…!!


急に下った音に変化した。そこで、腹痛となったからか、香菜は目を覚ました。腹部に痛みが走り、顔を顰める。


「いった…!」


少しさすってみると、ごろごろと音を立てていた。寝落ちしてしまったから、お腹を冷やしてしまったのだろうか?いや、エアコンは28度設定である上、自分の寝ていた場所は風が直撃する場所でもない。原因不明の腹痛に、香菜はトイレに向かう。

だが。


ごろごろごろ…!!きゅるるる…!!ぐるるるるっ!!


途中で波が来てしまい、動かなかった。鋭い痛みが、香菜を襲う。


「あぅ…!」


思わずお腹をおさえ、立ち止まる。だが、こうもしてられない。なんとかトイレへと向かい、パンツを下ろし、ホッとする。


きゅるるるる〜〜!!ごぽぽぽぽっ、ぐりゅりゅりゅりゅっ!!


そこで再び波がきて、お腹を抑える。


ブリュリュリュ!ブボッ!!ブリリッ!!トポトポッ!


少し柔らかめの便が出てくる。だが、出した事で少し治ったのだろう。腹痛が治まった。香菜は安心して部屋へ戻るのだった。


・・・


あれから、やはり1回では治ってはくれず、2回ほど排泄した香菜。便は既に水とあまり変わらなかった。冷やした訳ではないと思っていたが冷やしてしまったのだろうか?そう思ってお腹には腹巻をして、横になっている香菜だった。


その日はそれ以上何も無く、やはり調子が悪かっただけかと思われた。翌日、昨日よりも暑くてたまらない日だった。

朝からざる蕎麦を食べ、おやつにはスイカと柿を食べた香菜。その後、しばらくしてまた、香菜のお腹がなり始めたのだ。


ぎゅるるるる……


「っ!?」


今日は冷やさぬように、と家の中にいるが、キャミソールの上から薄手の長袖の上着を羽織っている。もちろん、ズボンだって短パンではなく7分丈のステテコだ。それなのに、どうしてだろうか。


きゅるるる……ごぽごぽごぽ……!

ごろごろごろ、ぎゅるるる、きゅう〜〜!!


「ぁっ…!」


やばい。そう思って、香菜はなんとかトイレへと駆け込む。そして、便座に腰を下ろした。すると。


ブリュッ…ブビィブリュリュリュッ!!

ポトポトッ、ブリュリュリュリュリュッ!ドポポッ!!


既に後半が、水便だ。それに、まだお腹に違和感があり、痛みもあった。


「いった…!!」


お腹をさするも、痛みは治まってはくれない。ゾクゾクと手足から、悪寒がする。腹痛の時に現れる症状の1つだ。


ぐるるるるる……ぎゅる、ごぽぽぽぽぽっ!

ぐぎゅるるるっ、ぐううぅぅうぅうう…!

ごろろろっ!


「ぅ…」


波が来て、けれど何も出ない。苦しいだけだった。けれど、これだけ下っているのだ。出すものを出さなければ。


ぎゅるぎゅるぎゅる!!ぎゅろろろっ!ぐるるるっ、ぐごごごごっ!!ぎゅるるるるるるるっ!!


「あ゛っ…!!」


ブリュリュリュリュリュっ!!バシャ!

ドポポポポポッ!!


渋っていた分が出たからか、1度腹痛は治まった。汗だくである。香菜は出来るだけお腹を刺激しないように、少し多めに常温の水を飲むのだった。


それでも一度下ったお腹は、一度の排泄では完全には治ってはくれなかったようだ。常温の水を飲んだのに関わらず、何度か排泄する羽目になる。結局、今日もお腹が緩いままだった。


翌日。

香菜は、起きた時からお腹が重かった。だが、暑い。

いくら部屋にいてたとしても、暑くて暑くて仕方がなかった。冷やさぬよう対策を取りつつも、家族が美味しそうにアイスを食べていたのを見て、カップアイスの半分だけ、食べた。お腹はもう大丈夫だったから。


そしてその後になんと、冷えた水を飲んだのだ。冷たい感覚が気持ちいい。クーラーをつけていたとしても、やはり夏は暑い。そうして、お昼には、冷たいそうめんを食べて、おやつには残していた半分のアイスを食べた。


そうして、香菜はそのまま、自室で横になる。うとうとしてしまい、眠気に逆らわず、その身を委ねる。


・・・


深く眠る香菜のお腹は、下ってしまっていた。ここ数日、身体が冷えるものばかり口にしていて、お腹も緩かった。下して当然だろう。


きゅるるる……ごぼごぼっ……!


お腹が鳴っている。なのに、香菜は依然として起きない。しかし、お腹は痛いのだろう。無意識にお腹を教え、丸まっている。


ごろろろろ……ぎゅるるる……きゅうう!!

ぐるるる!!きゅるきゅるきゅる……!!


ブーーー!ブスッ!ブウウウ!


おならが出てしまったようだ。しかし、それでもまだおきない香菜。身動ぎをし、「んッ…」などと言っている割に、起きる気配はない。そのうちに、お腹の音が水音が混ざった音に変わる。


ぎゅるるる!!ごろごろごろごろっ!

ぐぎゅるるるっ!ごぼごぼっ!!


激しい音がなる。痛みも相当なものだろう。だからか、ようやく意識が覚醒した香菜は、ハッと飛び起きた。しかし、そこまでだった。


「ッッ!!?」


ぎゅ〜〜〜!ぐぎゅるるっ!!ころろろ……!

ごろろろろッ!ぐぎゅるるるッ!ごぼごぼっ!


「あッ…!」


ブリュブリュッ!!ブウウウ!ビチビチッッ!

ブジュウウウ!ブリュリュリュッ!!


「ぅ…!」


ブジュジュジュ!ブビッ!!ブビビビビッ!

ブビュッ!!ブウウウウウ!!


激しい水様便だった。ようやく排泄が終わったかに思えたが、香菜の排泄は、これが始まりだった。あとは、水分補給をしていても、ずっと水下痢が止まらず、夜遅くまでトイレと部屋を行き来していたし、何なら間に合わ無かった事もあったそうな。


皆さんも、食べ合わせにはご注意下さいね!

Fin.


ネタが思いついたので!


とはいえ、もっと激しく下してる話も聞いてみたい……⟵


そんなシュチュ、思いついたら書くかもしれません。

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― 新着の感想 ―
[良い点] お腹下した時は辛いですよね、そんな情景がリアルでした
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