風紀委員襲来
遅れてすいません。
作品の存在忘れてました。
「はいはい~、どなたでしょうか?」
ドアを開けた途端、不思議な少女?いや、少年だな。
そこには中学生くらいの小さい子が、立っていた。
「・・・・・・・・ものっち何しに来たんだよ。」
「暇だから遊びに来ただけだよ?まぁ、そんなに気にすることでもない!」
我ここにあれという感じで、堂々と胸を張っているこの少年。
名前は物延 妙高だ、学校では風紀委員をしている。
このさらさらとした茶髪、可愛らしい見た目だから人気者だと思うでしょ?
だがブラックな面を割とさらけ出すため、クラスでは近寄りがたい存在といる。
「いや、この場合お前は遊びに来たんではなく間違いなく用事があってきている。」
「・・・・・あれ?おかしいな、僕の演技は完璧だったはずなのに。」
真面目に悩んでいるがバレバレである。
少年の手にはいかにもという原稿でも入れてあるような茶色の袋があった。
この・・・・・もっと隠すとかしないんだろうか?
・・・・・・・しないか。
「まぁいいや、突然だが優月風紀委員に入る気はないか?」
そう少年が聞いた瞬間に扉がバタンと大きな音をたてて閉まった。
少年は「・・・・・・・?」みたいな顔をした。
「・・・・・・・ふぅ、ものっちのことは忘れて魔人の〇女を〇うものでも見るか。」
「おいおい、いきなりドアを閉めるなんて酷いことするじゃないか。」
「・・・・・・・学校外で能力使用禁止だろ。」
「君が言えたことじゃないよね?」
ぐぅの音も出ないことを言われたが気にせず、俺はそのまま玄関から自分の部屋に戻っていった。
しかしまぁなんかおまけもついてきたが。
「・・・・・・このクズ、面倒くさい奴を連れてくるんじゃありません。」
「知りません、この野良猫が勝手についてきただけです。」
「にゃー!!!」
会話が成り立ちそうにない、さてどうしたものか・・・・・・・・ん?
「ちょっ!!!師匠なんてものを見ているんですか!!!」
師匠が手に取っていたもの、それは俺が友人に頼んで仕入れてもらったエ〇同人である。
「・・・・・ふむふむ、クズはこんなのが好みなんですか。」
「うっわ~、にゃんにゃんパラダイスだね、これは。」
「二人して俺のお気に入りをまじまじと見るのはやめてくれ・・・・・・」
ん?この後お気に入りの本はどうなったって?
風紀委員がここにいる、それだけで説明は十分ですよね。
「さて、いきなり君は風紀を乱すような本を持っていたわけだが僕は寛大だ。すべて許そう。」
『僕は悪くない』
「そんな不気味な笑いをしながら言われるとこの僕でも流石に気持ち悪いと思うよ。」
「知らない、君なんて嫌いだ。」
絶賛拗ねている俺だがものっちがこんな俺に付き合ってる理由は風紀委員に入って欲しいかららしい。
入る気はさらさらないがな。
だが諦めてくれる気配もない、お互いに攻めあぐねて困っている状況だ。
例えるならば親になんでも好きなアイス買っていいよって言われたけどアイスを食べたくない感じみたいなもんだ。
うん判りにくいと思う。
「よし、それじゃあ能力者らしくここは決闘と行こうじゃないか。」
「・・・・・・・決闘が通るとでも?」
「我が風紀委員の権力を甘くみないで欲しいな、こんな能力者だらけの学校を守ってるんだ。それくらい通すことは余裕過ぎる。」
「・・・・・・・・・せっこ、ずっる、ふざけんな。」
それしか言えなかった。
正直こうなると風紀委員の権力は二次創作並みにある。
だから俺が断る権利なんてなくなってしまう。
・・・・・まぁいいか。
「んじゃ俺が勝った場合B級特別組に入れろ、後お前の制服は明日から裸エプロンだ。」
「さり気なく、いや堂々と無理難題を言ってくるね君は。」
でもまぁいいよ、とかそんな事を言って俺の家を去っていった。
・・・・・・・・しかし受けるとは思ってなかったわ。
うん。