友達
投稿1月以上遅れてしまいましたm(_ _)m
ようやくテストが終わったので、今までのぶんを挽回できるように頑張ります
彼とあったときの思い出をしっかりと思い出した南朱は、次の日から彼女のクラスに来る彼と話している時間が日に日に増えていった。この日も授業が終わり、昼休みになると
「南朱さん、ラウンジに行こう」
南朱は教科書を鞄にしまいながら
「えぇ。もう少しで片付くので少し待っててくださいな」
「わかりました」
彼は輝く笑顔で南朱に返事し彼女が廊下へ出てくるのを前の扉で待っていた
はぁ~落ち着くーこれぞ普通のお友達ってものだよね。大4家の北翔さんや東鵺といると物語を気にしすぎて気楽にとは行かないもんね
南朱が席を立つと右手を誰かに引っ張られ振り向くと
「………お前、婚約者以外の男と仲良くしてるんじゃねぇよ」
えっ?東鵺言葉遣い悪くなってない??
南朱は捕まれていない左手で彼の額に手を当て
「う~ん、熱はないみたいですわね。熱ではないなら疲れかしら?」
東鵺は南朱の手を払うと真っ赤にしながら
「男に易々触ってるんじゃねぇ!!」
何故か怒鳴って教室を出て行く彼にキョトンと南朱がしていると
「………気にしないでいいよ。東鵺は、ただ最近寝不足みたいだから………」
憐れむような視線を東鵺が出て行った方を見ながら言う北翔さんに
「よほど彼女が長期間にわたって欠席しているのが心配なのでしょうか?」
「……………」
「……………」
「……………」
「………?」
暫くお互いに沈黙が落ち南朱は
何か言ってはいけないことを言った?それとも何か突っ込みどころが悪かったとか?
「南朱さん早く行こう?」
廊下から催促してくる彼に
「えぇ。すぐに行きますわ」
と返事を返し
「北翔さん。私はこれで失礼致しますわ」
「……引き留めて悪かったね」
「いえ、お気になさらず」
「東鵺も僕も彼も誰一人相手にされていないんだね」
南朱は廊下にいる唯一の友達であるグラデシオの方へ向かう彼女には北翔が呟いた言葉は聞こえなかった
ラウンジでは、席取りをしてくれていたグラデシオの従者がテラス席に誘導し二人が座ったのを見計らい給人事まで始めた。食事中も南朱は彼の話に相槌を打ったり、今までの出来事をまるで長年離れていた兄妹や恋人がその時間を埋めるかのようにお互いのことを話し合っていた
「そう言えば、朱雀大路家は誰が継ぐのかな?」
「このまま何事もなければ、大雅……私の弟が継ぐわ」
「それじゃあ、南朱さんは家を出るよね?」
「えぇ、そのつもりです」
まぁ、物語通りにこの先も続くのなら多少内容が変わっても軌道修正されて私は国外追放でしょうしね
「ふ~ん~そっか」
彼の含みがある言い方に疑問を抱きつつも二人の話は来月行われる校外学習(と言う名の旅行が行事として入っている)の話に変わった。
もちろん1組は学年問わず主に成績優秀者が集まるクラスで、もとから金持ち学園なのでよく有る行事。そして学年問わずと言うことは、行動も制限されず他学年の生徒と班を組むこともでき誰か一人だけ学園内外から連れて行ける
「南朱さん、一緒に班を組んでくれないかな?」
南朱は食後の紅茶を飲みながら
ああ~そう言えばこれもひとつの物語として、修正されるのかな?
「グラデシオ様さえ良ければ喜んで」
東鵺は彼女を誘うのかな?それよりグラデシオさんは誰を連れていくのかな?
「僕が誘ったんだから嫌なわけないよ。それと呼び方はグラデシオでいいよ」
「………お互いに譲って グラデシオさん?」
「……君の方がいいかな」
「……えっと、グラデシオくん?」
「うん!みやちゃん」
「……み、みやちゃん??」
彼はうつむきながら
「仲が良いことをアピールしたかったんだけど…………いや、だったかな?」
「いいえ。グラデシオ君と仲良くなれた気持ちになりますから嫌ではないです」
「そっか!!それなら良かった」
彼の回りにお花が咲きほころんでいるように南朱には見えた
「あっ!このあと授業あった?」
「本日は、午前中だけです」
「それなら買い物に行かない?校外学習は南国だから水着や夏服を用意しないと」
……さ、さすがお金持ち!!たかが校外学習で国外……それに南国ってどこに行くもり!?
「そうですね」
婆やに連絡しとかないとまた怒られるよね
「お互いに準備が有るから13時に薔薇の噴水広場で待ち合わせでいいかな?」
「えぇ。大丈夫です」
グラデシオはちゃっかりと南朱を車内までエスコートし彼女の姿が見えなくなるまで手を振っていた
車内では
「お嬢、浮かれてるな何か良いことでもあったか?」
「1時からグラデシオ君と来月に行く校外学習の服とか水着を買いに行くことになっただけだよ?」
「それは良かったな」
「初めて友達とショッピング楽しみ!」
ボソッ
「グラデシオってガキ独占欲だらけじゃねぇか。それに気づかないお嬢って天然?鈍感?疎いだけか?」
「何か言った?」
「いや、何も」




