表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
34/49

移動

南朱と大雅は動ける28人を連れて輸送車に移動を始めた。先頭を月光花2人と大雅。中間部分には学園長と各講義の教師3人と新月。後方は各実技2人と南朱 と言う配置で裏門へと急いだ


全く困ったことよね大雅を真ん中に入れたかったんだけど、各教師の方々が同行するならこうするしか方法がないのよね


南朱や大雅・月光花・新月は瓦礫の山になっている道を足取りよく歩くが、なれていない教師や学園長・生徒は踏み外したり転けかけたりするため足取りが遅かった


南朱が辺りの気配を気にしながら廊下だったところを歩いていると


「朱雀大路嬢、貴女は一体何者なのですか?」


本来なら南朱が取るはずだった剣道の教師が左から話しかけてきた


「私は普通に大4家の一人ですわ」


南朱は薙刀を右手で持ちながら一定距離に標を付けながら返事を返した


「例え大4家の一人であってもあれだけの事が起これば、恐怖で真っ当な判断が出来なくなるのでは?」


剣道の教師──原 将司(はら まさし)が更に問いかけてきた


「大4家だと狙われることは毎回の事ですわ。それに一々怯えていては、皆さんを守り導く事など出来ませんわ」


そう、大4家はただ単に世界中に大手の会社を展開しているだけではなく国民を守るための矛と盾として政治を司る番人をしている………現実では。漫画ではただの大手企業を展開している一家でしかない


どうしてこんなに内容が変わるの?漫画では、悪役令嬢(わたし)は学園に登校せずに家でヒロイン(高瀬 愛莉)を傷物にし自分は拐われた風に見せ掛け東鵺と西雅さん・北翔さんの誰かに助けてもらう……って言う感じだったんだけどねぇ~それって犯罪だし他の人たちを傷つきたくないしね。一体誰がこれを仕組んだんだろう?


「………そうですか。不運な事に入学されて早々大変なことに巻き込まれましたね」


「えぇ、起こったことは仕方ないので誰一人とは言えませんが守れるものは守りきりますわ」


「偽善者め」


『後方右側2人』


頭上からの声で聞こえなかったがすぐに切り替え


「一人撃退に」


『はっ!』


南朱は辺りを警戒しつつある人の行動を常に見張っていた



暫くしてから輸送車がある裏門に到着すると護衛部隊が車を囲うように立っていた。彼らは南朱達に気づくと輪を広げ、守るように立った


南朱が入ろうとすると一人の朱色と金色の二重ラインが入った服装をしている人が近づき耳元で


「大雅様同様に2()()へ上がられますか?」


「いいえ、一人マークしている人がいるから1階にいるわ」


彼は目を見開いたがすぐに気を引き締め直し


「もしもの時はお呼びください」


と一礼し南朱はそれをチラッとみたが車内の中に入って行った


手前で待っていた新月に薙刀を渡し代わりに隠しナイフとスイッチをしまいバーのようになっている車内奥に進んだ


ポカーンとした表情を浮かべている皆に


「お好きなドリンクやお茶請けをお好きなだけどうぞお召し上がりくださいな」


大雅は、ハーブティーとスコーンを取ると南朱のもとに来て


「僕は上でハッキングしますが、姉さんは?」


南朱は大雅の頭を撫でながら


「ありがとう大雅。私は、少し探りを入れるわ」


大雅は声を潜めながら


「この中に実行犯の黒幕が?」


二人とも表情は変わらない穏やかなままで


「それはまだ分からないけど、それに近い人は紛れ込んでいるわ」


「それなら、新月達に任せて姉さんも僕と一緒に上がろうよ!」


南朱は言い聞かせるように


「彼らに危害が加わらない様にするのも私達の勤めよ」


大雅は渋々頷き階段を上がっていった


走り出した車内の中で過激派が一切攻撃してこないことに少しの安堵と半数の嫌な予感が占め始めた


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ