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阿鼻叫喚

4グループに完全に別れたところで南朱が


「東側のグループには東鵺さんお願いしますね」


東鵺は腕にいまだくっついている彼女を気にしながら


「あぁ、分かった」


「北側のグループには北翔さん。よろしくお願いいたします」


南朱が軽く会釈すると


「南朱さんも気をつけて」


微笑みなが頷き


「南側のグループには大雅を。西雅さんがこちらに来れなかったら一人で判断し皆を守ってね。大雅、出来るわね?」


大雅は下を向き


「ね、姉さん。まさか自ら過激派が多い西側に行くつもり!?」


あら?意外にも過激派が何処に多いか把握していたんだね。大雅がここまで成長していたなんて!


「ふふふ、大丈夫よ。これは西雅さんが来れなかったときのグループ別けよ。無事に西雅さんが出発までに来れたら、私は南側のグループにはいるわ」


南朱はメガホンを持ち上げ


「車が来ましたら北側のグループ・東側のグループ・南側のグループ・西側のグループ 。の順に合図を出しますので移動してくださいね」


南朱は少し揺れる体育館の天井を見上げながら


また、何かイレギュラーが起こったのかな?ここまで内容が変わると分からなくなってくるな


1つの天井が持ち上がりその隙間から黒装束の3人が降りてきた


「「「嫌!!」」」

「て、敵!!」

「「きゃーーーーー」」

「た、助けてくれ!!」


阿鼻叫喚の図に成り果てた中で学園長は頭を抱えてうずくまり、北翔さんは南朱を庇うように前に立ち東鵺は、大雅を守るように前に立った


大雅は瞬時に構えたが南朱の声で構えを解いた


メガホンを再度持ち上げ


「皆様、怖がらせてしまい申し訳ございません。この方達は、私が呼び寄せた護衛のものです。ですのでご安心くださいな」


騒ぎを一旦抑えてから


「はぁ~新月・月光花(マーンリヒトブルーム)貴方達は恐怖を与えずに登場は出来ないのですか?」


彼等は南朱の前に膝をつき頭を垂れ


「申し訳ございません。何しろ味方だと説明しても撃たれそうだったもので、天井裏から参上した次第です」


南朱は心底疲れたように頭を抱えそうになるのを堪え


「西雅さんはどうしてましたか?」


新月が南朱と目線を会わすと


「まもなくおいでになります」


「そう。輸送車等は到着したのかしら?」


「はい。既に到着しいつでも移動可能です」


新月にたいして頷き


「月光花、彼ら三人に武器を渡してちょうだい」


「「はっ!」」


各自得物を持ったことを確認し


「北側のグループから移動開始してくださいな」


北翔さんが頷き皆を引き連れて移動するのを見届けながら月光花の二人が護衛をしていることを確認した。南側は出入り口の近くに立ち行動の指示を出した


暫くして東鵺のグループが行動しようとすると


「……ご、ごめん。腰を抜かしちゃった」


東鵺があかるさまにため息をつくと


「では、本来の南側グループで待っていたらどうですか?残り10分も有るので、その頃には立てますよ」


彼女は東鵺にすがるように


「東鵺君が抱き上げてくれたら………」


「ふざけるな!お前を抱き上げてたら他の人の命が危ぶまれるだろう!!自分本意も大概にしろ」


南朱はいつもの発作?じみたものは発動しなくゆったりとした口調で


「東鵺さん、そんなに声を荒げないでくださいませ。皆さんが怖がっていますわよ」


東鵺はバツの悪い顔をしながら


「悪かった」


南朱は皆の方を見ながら


「この中で彼女と同じく立てない方どのくらいいますか?立ち上がれる方は右壁に寄ってください」


47人がその場で動けていなかった残り28人は壁側に寄っていた


あっちゃ~予想していたよりも多かったわね。さてどうしたことか………西雅さんが来てくれたら立てる人を連れて先に行って貰いたかったのだけど


「動ける方達で──「南朱嬢遅くなった」


「西雅さん!ご無事で何よりです」


戦闘する気満々の西雅さんに苦笑いしつつも今までの作戦を軽く話し


「西雅さん。今のところ動ける人数は西側が8人・南側が12人・東側が8人。動けない人は西が17人・東と南が15人ずつですわ」


西雅さんは暫くし考えていたが


「東鵺・南朱、お前達が動ける28人を連れて家に帰せ。俺と大雅で残りを連れて帰る」


「西雅さん、それは行けませんわ!大雅は近距離派でよりにも寄って大勢の方々を守るのには不向きですわ!其なら大雅を28人の先方にいれ、私か東鵺をそちらに入れてください!」


「貴女を危険な方には………「私よりも皆さんの安全が第一でしょう!」」


「其なら俺が行く。俺なら遠距離でも戦えるからな。それにこれ以上揉めている時間もないだろう」


東鵺の冷静な指摘に南朱は下がり


「大雅、行くわよ」


「はい、姉さん」


「今動ける28人は私たちについて来てください」


すれ違い様に東鵺と西雅さんに青白磁(せいはくじ)のブレスレットを渡し


「この色を各裾や袖に着けているものが私の護衛です」


南朱はいまだに膝をついている二人を近くに寄せると


「この者達を表の護衛に後の3人は影の護衛をさせていますので、この二人を如何様にでも扱ってくださいな。では、ご健闘をお祈りいたしますわ」


後1・2回ほどに分けます!

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