表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/49

進路

誤字雑事に注意はしていますがもしありましたら、第何部かを教えてくださればただちに見つけ出して直します。

春日華麗しゅんじつれいしゅんの候 皆様はいかがお過ごしでしょうか?


わたくしの目の前の光景は女性なら誰もが憧れるシーンに出くわしたのです。


えっ?そんなの自分が思っているだけだって思った貴女!この光景は青春ですよ。せ・い・しゅ・ん。


新しい制服に身を包こっそりと呼びだした放課後の教室に2人 窓から差し込むルージュオレンジの夕やけが2人の雰囲気をよりいっそう引き立たせ___



そうして、そこから始るわたくしの悪役ライフが……………。


◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇



朱雀大路すざくおおじ 南朱みあけ 15歳。


とある私立の女子中学校に通っている 3年生 で夏休みの1カ月半を使って留学経験もしたことがある回りで言うとお嬢様。 らしい。そろそろ進路を決めなくてはいけない時期だけど……。進路先の紙は空白のまま考えていた。


そのときにノックおんがし

「お嬢様。旦那様がお呼びでございます。」

とお父様の従者の方が伝えてくれた

「分かりました。 とお伝えしておいてください。」

「畏まりました。」


お父様がこのような時間帯に帰ってくるなんて珍しいわね。

今まで読んでいた本を片付け、一階にあるお父様の執務室へ向かった。


「お父様、お帰りなさいませ。」

「紅茶を用意するからそこに座りなさい。」


お父様が示した2人掛け用のソファに座り久しぶりに入ったお父様の執務室(自室)を見渡した。


懐かしいわ。たくさんの企業や政治等の本に机に置かれている書類の山。どんなに忙しくてもお父様は、幼かったわたくしの相手をしてくれたわ。


紅茶を入れたティーカップを私の前に置くと覚悟がついたように


「お父様、どの様なお話でしょうか?」

「南朱。高校は『四峰神学園』に通いなさい。」

「…………えっ!?」


一瞬フリーズしてからようやく話が飲み込めた


今………四峰神学園に通いなさい…って言われた?まって!私、舞台に立ちたくないんだけど!?だってそこの学園に彼がいるんだもの!


脳裡に浮かんだのは……

漆黒の髪に深い黒目で俺様で意地悪

腹ぐろ・何を考えているか全くわからないし口を開いたら喧嘩ばっかりで馬鹿にしてくる。


そのくせに猫を被ると凛々しくて整った容姿で誰もがお近づきしたく思うほど。家柄も容姿もよくそれでいて秀才な彼は、私にとって少しでも会いたくない存在


青龍寺せいりゅうじ 東鵺とうや


幼馴染みでもあり婚約者候補の一人 って言ってもお父様やお母様・弟は、婚約者候補ではなく婚約者といっているけどね。

私にとっては最低災厄の男。

その理由の1つが友達と話していたらその子を私から放してしまう。そのせいで皆怖がって私に近づかなくたったそのおかげで友達が出来なかった。


それ以来同年代の見知らぬ人と話せなくなった。


そんな私でも知っている学園で


大手財閥や大企業の子息令嬢等が通う学園云わば良家が通う学園。

まぁ親は見栄を張りたいだけなんだけどね。

とある一流ITの子息や令嬢 大手放送メディアに医者・弁護士に政治家・外交官……などどんな人でも聞いたらわかるほどの良家出身者がこぞって行きたがるのが、この四峰神学園。ここを卒業した人は将来が明るい、約束されたものだ。

その分教育水準は他と比べて圧倒的に高く他校では、教えられない ダンスや政治学・経済学に帝王学・多国語……などを必修科目としている。


はぁ~考えが甘かったわ……。私がこの家を継ぐ気が無いから自由に女子中学に入学させてくれたとばかり思ってたけど、今回ばかりは想定外だわ。


この国のほとんどの会社を経営している4大資産家である


幼馴染みの家 青龍寺家 、白虎鳶寺びゃくえんじけ家 、 慎玄武しんげんぶ家 、 そして私の家 朱雀大路家


幼い頃は深窓の令嬢に育てられた。

きっとこれはお父様の一声で入学が決まってしまうんだろうね……。

確かに4大資産家令嬢としては承諾すべきなんだけど、私の個人的な思いは行きたくないまた悪夢が始まりそうだから。


「南朱。頼む!」

「は はい。分かりましたわ」

ついつい条件反射で返事をしてしまった。


お父様は光が咲くように笑顔になり何処かに電話を掛け始めた。


こう言うところが私のいけないところなんだよね。いつまでもグチグチ言ったってしょうがないからどんな人が同じクラスになるのか教えてもらわないとね。


「南朱、これは学園の資料と同じクラスメイトが書かれている。他に聞きたいことや必要な物はあるか?」

「ありませんわ。」

「そうか!」

「では失礼しますお父様。」


自室に戻るなり机に学園資料とクラス名簿を確認した

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ