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詩*日常から*

バス停

作者: a i o

僕のつむじ

真上の太陽

だらだらととけてく

アイスキャンディー

アスファルトの向こう

蜃気楼のゆらゆら


待ち合わせの

歯がゆさ

君の洒落たストローハット

四人掛けのベンチを

半分こして

時刻通りとはいかない

バスを待つ


止まらない汗が伝って

制限のない空が広がって

眩しくて目も開けらんない

合わせらんない

君の細い足首に巻き付く

ストラップばかり見てる


君は地平線の向こう

見えない海を見ていて

縮めたい距離

駆け出しそうな鼓動

煽る蝉のわしわし

ハズレの棒切れにすら

怖じ気づいてる


入道雲を背負(しょ)って

巨体を揺らすバス

金網のごみ箱に

投げ捨てた棒切れ

シャツの裾で拭った手のひら

眩しくて目も開けらんない

合わせらんない

だけど

もう乗り込むしかないから

この手を取ったのなら

僕と行こう君の海まで






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