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愛と元素のフェアリズム  作者: みなもとさとり
Element.1 運命の戦士フェアリズム
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プロローグ

 この世界は一体、何で出来ているのだろうか。

 いま握り締めているスマートフォンは、そして俺の肉体は――何で出来ているのだろうか。

 

 万物を構成している根源の存在。

 大昔の偉い学者さんは、それに「元素」と名づけた。

 もちろん元素って言っても、今の俺たちが知っているような百種類以上もあるものじゃなくて、もっとずっと大雑把な分け方だったけれど。


 それからその学者は、元素と元素を結びつけて物質を構成させている力のことを「愛」と呼んだ。

 この世界もスマートフォンも――それから俺の体も、沢山の元素と、それを結びつける愛でできてるんだってさ。


 なんかむず痒いっていうか、まるで安っぽいポエムみたいだよな。

 俺もずっとそう思ってた。

 けれど今は少し――ほんの少しだけど、理解できる気がするんだ。


 そのきっかけをくれたのは六人の女の子。

 大切な、愛しい、可愛い、俺の仲間たち。


 さて何から話したものだろうか。

 そうだな。

 まずは六月も終わりに差し掛かった、あの日の出来事からがいいかな――。

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