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麗龍学園生徒会  作者: 穂兎ここあ
Route:蓮月風雅 一途な笑顔の恋物語
306/410

#17

 地下鉄を使って数十分。最寄りの駅からタクシーに乗って、風雅はラ・ファウスト学園へと向かった。タクシーの運転手は風雅のことを学園の生徒と勘違いしたらしく、対応はすごく丁寧で、風雅が急いでいると分かると最短コースを制限速度ギリギリで走ってくれた。


「ありがとうございます!」


 お礼を言って車を降りる風雅に、運転手は驚いた顔をしていたが、風雅はそれを気にすることなく学園の中へと乗り込んだ。


「ああ、もうっ! ……ここ麗龍より広いんだった!」


 学園の玄関扉を開けると、いくつもの分岐道が目につく。螺旋を描く豪華な階段で上に行く道、学園の奥へと向かう3つの廊下。その先にはさらに分かれ道があるのだろう。


「……来いって言ったんだから、オレの知ってる場所だよね」


 風雅は慎の言葉を思い返しながら呟く。

 かつても芽榴を取り返すためにこの場所へ来た。そこで慎に連れて行かれたのは図書室だった。

 図書室へ向かう道ならなんとなく覚えている。そちらへ足を向けるが、風雅は歩き出さない。


「芽榴ちゃん……」


 昨日も今日も、芽榴は風雅からの連絡を拒否した。だから芽榴が自分に会いたくないことくらい風雅はちゃんと分かっていた。

 今自分が目の前に現れることを芽榴は望んでいるのだろうか。




 ――どんどん、離れていくだけだよ――




 芽榴と最後に話したときのことが頭によぎる。芽榴の言うとおりだった。

 手をつなぐことさえ怖がった一昨日の自分に、きっと芽榴は呆れたのだろう。


 颯が芽榴の何を心配したのかも分からない。もしかしたら自分のせいでまた芽榴に何かあったのかもしれない。嫌がらせを受けても芽榴は絶対に風雅には言わない。そう思ったら不安だった。芽榴を傷つけるのは、いつも自分なのだと、そう思うと触れない。


 綺麗な芽榴の体を、傷つけて、汚してしまいそうで、どんどん怖くなる。


 そんな不安で押しつぶされている人間に、芽榴は頼れない。


「やっぱ……オレじゃダメなのかな」


 そんなことを考えて立ち尽くす風雅の背後で、玄関扉が開く。

 盛大な開閉音を響かせ、そこから現れたのはこの学園のトップに君臨する男だった。


「あれ、日曜日に来校する生徒とは珍し……。……何や、お前か」


 学園の生徒と思ったのだろう。途中まで紳士然とした態度で言葉を発していた聖夜だが、風雅のことをしっかり認識すると彼本来の態度に戻った。


「蓮月風雅。お前がここに何の用や」


 聖夜は目を細め、風雅のことを睨みつけながら言った。聖夜に睨まれ、風雅もゴクリと唾を飲む。颯ほどではないが威圧感がすごい。


「簑原クンに呼ばれて……芽榴ちゃんとここにいるって」

「芽榴?」


 風雅の口からその名が出ると、聖夜の顔色が変わった。そんな聖夜の様子を見て風雅も表情を固くする。


「慎のやつ……何しとんねん」


 聖夜は考えるようにして呟く。いつもなら「俺を差し置いてまたか」と激怒するところなのだが、今回は落ち着いていた。

 慎が芽榴をここに連れてくるだけなら、彼の息抜きで話が済む。けれどそこに風雅を呼ぶなら話は別だ、と聖夜は瞬時に推察した。


「ああ……せやったな」


 そして聖夜はバレンタイン前日のことを思い出した。





『……慎。芽榴からお前にチョコや』


 芽榴と東條グループで会ったあと、聖夜は慎にそれを渡した。普段ならもらってすぐ『聖夜ももらえた?』とか『俺にもあげたからって嫉妬すんなよ?』などとふざけたことを言うのだが、その日の慎は受け取ったチョコを見て、目を細めるだけだった。


『なんや嬉しないんか』


 それはそれで腹が立って、聖夜は不機嫌に問いかけた。慎にチョコを渡してくれと頼む芽榴の様子もおかしかった。2人に何かあったのは確かで、それがおもしろくない。

 すると聖夜の不機嫌を察したらしい慎が寸前まで読んでいた本に視線を戻して、静かに笑った。


『本命が別にいるって分かってんのに喜べるかよ』


 慎の言葉に聖夜は驚いた。慎の言っていることはつまり、芽榴に好きな相手ができたということ。薄く笑みを携える慎に、聖夜は動揺丸出しの声で尋ねていた。


『相手は……誰やねん』


 期待はしてなかった。自分ではないと確信していた。もし相手が自分なら、慎はきっとこちらが嫌になるくらいにからかって祝福してくるだろうから。


 聖夜に問いかけられて、慎は深く息を吐いた。


『……俺の、大嫌いなやつ』





 あの日のことを思い出して、聖夜は風雅のことをよりきつい視線で睨んだ。


「ちょうどええわ。俺がお前を、慎のところに連れていってやる。どうせ図書室やろうからな」

「図書室ならオレも場所くらい……」


 風雅は聖夜の申し出を断ろうとした。けれどそんな風雅の横をさっさと通り過ぎて、聖夜は階段の手すりに手をかけた。

 豪華な装飾はそれだけで彼に似合う。


「俺もお前に話あんねん」


 顔だけ風雅を振り向いて、聖夜は言った。有無を言わさぬ声音に、風雅は従うしかない。





 風雅は黙って聖夜の後ろをついていった。聖夜は風雅が頭に描いていたルートと同じ道を行く。一瞬聖夜に足止めをされるのではないかと考えていた風雅だったが、今は本当に聖夜が自分に話したいことがあるだけなのだと理解していた。


 そしてその話が芽榴に関係する話であることも聖夜の表情から読み取っていた。


「お前……」


 階段を上って、広間につくと聖夜が口を開いた。聖夜の静かな低い声に、風雅は少しだけ肩を震わせる。


「芽榴と付き合うてるんか?」


 聖夜は風雅のことを見ない。風雅に背を向けたまま広間から続く分かれ道の一つを選んでそちらへと歩みを進める。


「……付き合って、ないです」


 風雅は小さな声で答えた。

 芽榴は風雅を特別にしてくれた。風雅のことを意識してくれるようになった。


 でも今はそんな言葉も全部ただの言い訳にしか聞こえない。風雅はそれ以上何も付け加えない。


 そんな風雅の答えを聞いて聖夜は安心したように肩をなでおろした。


「ほんならよかったわ」


 聖夜はそう言って立ち止まり、今度こそ風雅のほうを振り返った。


「蓮月風雅。俺はお前が嫌いや。……心底な」


 聖夜は目を細め、冷たい視線を風雅に向ける。その声は心から嫌悪感を丸出しにしていた。

 颯に向ける「嫌い」の視線とは違う。風雅に向けるそれは「嫌悪」でしかない。


 その理由も、聖夜の表情から分かっていた。


「俺は忘れへん。役員はお前のこと甘やかしてるやろうけど、俺は……お前のせいで芽榴が傷ついたん忘れへん」


 あの事件は、嫌がらせは、風雅ファンクラブを中心にはしていたけれど風雅だけのせいではない。役員みんなに責任はある。

 でもみんな、何かしら芽榴を守ろうと必死に何かをしていた。


 あのとき芽榴から離れて、ファンクラブの人間の機嫌取りを選んだのは風雅だけだ。

 芽榴を泣かせて傷つけて、それでも他の女の機嫌取りをして嫌がらせを助長させた。


 聖夜の認識はそうで、風雅もそれを否定しない。


「慎が言うとった。体中痣だらけやったって。もしかしたら……一生消えん傷だって、あるかもしれんやろ」


 そうならないように、聖夜は自分の力を尽くした。けれどそのことを風雅には言わない。


 体の傷は癒えても芽榴の心の傷はまだ残っているかもしれないのだ。


「俺はお前を信用できん。次芽榴がまた傷ついても、お前が芽榴を守れる保証なんかどこにもあらへん」


 それはすべて、聖夜に言われなくても風雅が自分で分かっていることだ。


「お前なんかより、よっぽどあの会長のほうが信頼あるわ。……慎だって、お前よりずっとあいつのこと考えとる」


 聖夜はそこで自分を引き合いには出さない。あのとき芽榴を助けてあげられなかった自分を聖夜は引き合いに出さない。

 近くにいなかったから助けられなかった。そんなのは言い訳にしかならない。それでも近くにいて芽榴を助けなかった風雅のことは許せない。


「それでももし、あいつがお前を選ぶんやったら……」


 それでも、そんな最低な風雅でも芽榴が選ぶなら、聖夜には口出しできない。


「次はちゃんとあいつ守れよ。その自信がないなら、芽榴から離れろ」


 まるで風雅の不安を見透かしたかのように、聖夜はそう言った。きっと聖夜は風雅の不安など知らない。彼の思いのままに口にしただけ。


 けれど今の風雅には突き刺さる言葉だった。


「あいつの枷になるようなマネだけはすんな」


 ――枷。

 傷つけることを怖がって、守れる自信のない自分は、芽榴の枷でしかない。芽榴を惑わせて、不安にさせてしまうだけ。


 芽榴と仲直りできたとき、芽榴が笑ってくれればそれでいいと思った。それだけでいいと思った。

 でも芽榴が少しでも振り向いてくれたから、それが嬉しくてつい欲が出た。そうしたらやっぱり芽榴は笑わなくなって、結局泣かせてしまった。


「……そう、ですよね」


 聖夜の言葉は後押しでもあり、牽制でもあった。あとは風雅の思い次第。風雅を試すように言葉を投げかけてきた。


 芽榴は強い子だ。だからこそ芽榴のそばにいる人間はそんな彼女よりもっと強い人じゃなきゃダメなのだと分かっていた。


 颯の方が、慎の方が、自分じゃない誰かの方が、芽榴にはあっているのかもしれない。


「図書室は……そこや」


 芽榴は優しいから、どんなに傷ついても結局風雅のことを許してしまうのだろう。

 でもそれじゃダメだと分かったから。

 傷つけるだけの思いなら自分の中に隠せばいい。芽榴が笑顔ならそれでいい。


「……はい」


 全部伝えて、終わらせよう。そう、風雅は心の中でつぶやいた。






 同じ頃、図書室では慎による強引な尋問が続いていた。

 最初の質問で現状を話し、その現状に至る経緯を遡るような疑問を投げかけられる。そうして何度も質問が繰り返された。


「へえ……。それで、あいつと恋人ごっこ始めたってわけ?」

「ごっこって……っ」

「違わねぇだろ」


 慎はそう言って、嘲笑する。芽榴と風雅のしていることは「恋人の真似事」。それは言い方の問題であって、慎の言う「恋人ごっこ」と変わらない。


「あんたのその気持ちは……好きとは違うの?」


 慎は芽榴を机に押し倒したまま、何度目かの質問をする。これに答えなければ何をされるか分からない。だから芽榴は慎の質問に素直に答えていた。


「……わからないから、もっと近づいて分かっていこうって思ったんです」

「それで? 近づいて分かった?」


 芽榴が答えると、慎はその答えに対してすぐにまた質問をしてくる。こんなことを知って慎に何のメリットがあるのだろう。それを考える暇さえ今の芽榴は与えてもらえない。


「それは……」

「楠原ちゃん、好きでもないやつにキスしてほしいとか思う?」


 慎の付け加えた質問の答えはもう出ていた。芽榴は慎のキスを拒んだ。たとえ頰でも嫌がったのだ。

 けれど風雅になら、許せると芽榴は思った。思ったから恋人の真似事を始めて、風雅がそうしないことに不安を抱いた。


 答えは最初から出ていた。


「たとえ嫉妬が独占欲だとしても、今抱えてる気持ちは好き以外のなんでもねぇだろ。……分からねぇんじゃなくて、分かろうとしてねぇだけだ」


 慎はそう言い切った。

 芽榴の悪いところを指摘して、真実を伝えてくる。決して芽榴を甘やかさない。


 慎の言葉が正論すぎて言い返せない。芽榴が口を閉じたままでいると、慎の顔が歪んだ。


「……楠原ちゃんのこと幸せにできるやつは他にもいっぱいいるだろ。それなのに、そんな泣きそうな顔してでも……あいつのそばにいたいんだろ」


 風雅のことが好き。

 風雅に避けられたあの日から徐々にその気持ちに気づいていた。でも今気づいたら、余計に悲しくなるだけだから、芽榴はわからないと決めつけて気持ちを投げ捨てていた。


 だから、慎によって引きずり出された思いに芽榴は泣き出しそうになる。


 慎の顔が歪んだのは泣きそうな芽榴の顔を見たからだ。慎の顔から笑みは消えていた。


「たとえ私がそうでも、蓮月くんは私のこと避けてるんです。それなのに、うまくいくわけ……」

「本当……なんでそんな腹立つくらい不器用なんだよ」


 慎は芽榴の腕から手を離し、苛立ちをぶつけるように机を叩いた。耳元で響く机の打撃音に芽榴は体を震わせた。


「俺の口から言わせんなよ……バカ女」


 慎の悲痛の表情を見て、芽榴は瞠目する。こんな顔をした慎を見るのは初めてだった。


「あんた、あいつに好きって言ったのかよ」


 芽榴に甘くはない。けれど慎はいつだって芽榴に大切な答えをくれる。それは芽榴のことを思う慎の優しさだ。


「自分は好きだって伝えねぇのに、向こうが不安になってるとは思わねぇの?」


 風雅はずっと好きでいてくれている。だから芽榴が振り向こうと振り向かまいと、今さら風雅が不安になることはない。そうなんとなく決めつけていた。


「好きな女が自分のことどう思ってるか……考えないわけねぇだろ」


 そう告げる慎の瞳は芽榴だけを映していた。

 どう思っているか考えて、確信がないから不安になる。好きになってもらえるまでずっと不安は心にあるのだ。たとえ両思いになれても、不安はずっと消えない。


「不安だから……触れないんだろ」


 嫌われるかもしれない。傷つけて壊してしまうかもしれない。いろんな感情がそこには入り混じる。


「好きだから……キスも簡単な気持ちじゃできねぇんだよ」


 慎の小さな声は、まるで自分のことを言っているかのように悔しげに響いた。


「簑原、さん……」


 芽榴は自分の目に映る慎が儚くて、彼に手を伸ばす。けれど慎はそんな芽榴の手を掴んで、そして芽榴を机から引き起こした。


「伸ばす相手は俺じゃねぇだろ」


 そう言って芽榴の手を離す。それと同時に慎の体も芽榴から離れた。慎は扉の方に視線を向け、そちらへと足を向ける。


「あいつが離れていくなら……追いかけろよ。あいつはずっとそうしてきたんだろ」


 慎は扉の鍵を開ける。芽榴のほうを振り返って、真剣な顔で最後の問いかけをする。


「そうしてきたから……あんたもあいつを好きになったんだろ?」


 すると、同時に慎の背後にある扉が開いた。おそらく慎はそれを分かっていて今鍵を開けたのだ。


「芽榴ちゃん……」


 扉の向こうには、風雅がいた。

 芽榴の心に広がる気持ちは言葉では表現できない。泣きそうな気持ちも、高鳴る胸も、会えた喜びも理由はたった一つ。


「……蓮月くん」


 芽榴は風雅の名を呼んで、目元を覆った。涙が堪え切れなくて泣いてしまった。

 だから風雅がどんな顔をしているかは分からない。


「慎……お前、わざわざ芽榴をこないなとこ連れ込んでなにやっとんねん」

「何もしてねぇよ。聖夜こそ道案内おつかれー」


 聞こえてくる聖夜の声は相変わらず不機嫌で、慎もいつものおどけた態度に戻っていた。


「芽榴」


 近くで聖夜の声がして、芽榴は目元をゴシゴシと拭って顔を上げた。赤い目をした芽榴を見て、聖夜は寂しそうな顔をする。


「何泣いとんの」


 そう言って聖夜は頰に残っていた涙の跡を拭った。


「会えてよかった。……仕事が詰まってて、見送り行けそうになかったねん」


 聖夜は芽榴に優しく笑いかけながら言った。でもその笑顔はどこか寂しげな影を落としている。


「……ありがとう、ございます。……お仕事、頑張ってください」


 泣いたばかりで声が詰まる。それでも懸命に紡いだ言葉はちゃんと聖夜に届いて、聖夜は「おまえも頑張りや」と笑った。


「もう外も暗くなる。……送っていきたいとこやけど」


 聖夜はそう言って横目に風雅のことを見た。芽榴も同じように風雅へと視線を向ける。芽榴の視界に映る風雅は一昨日と同じ心配そうな顔で芽榴のことを見ていた。


「……送る相手は別におるから、ここで見送るな」


 聖夜は芽榴を風雅のほうへと押し出す。

 風雅のもとへ歩み寄ると、風雅は「大丈夫だった?」とかすれた声で問いかけてきた。

 芽榴がそれに頷くと、風雅は少しだけ安心したような顔をする。


「簑原クン……」


 そして風雅は慎に視線を向ける。風雅を呼び出した本人である慎は風雅のことを見ずに、手で「帰れ」の合図をした。


「俺の用はもう終わった。……楠原ちゃん連れて帰れよ」


 彼らしい笑みを携えて風雅に告げる。慎の勝手な発言に風雅は眉を寄せるが、芽榴を取り返せたため文句はなかった。


「芽榴ちゃん……行こ」


 風雅がそう言って図書室を出て行こうとする。芽榴もその後ろをついて出て行こうとすると、慎の声が部屋に響いた。


「楠原ちゃん、チョコありがとな。……うまかった」


 慎の素直すぎる言葉が聞こえて、芽榴は反射的に振り返る。けれど慎はこちらを見ていない。


「がんばれよ」


 前髪で隠れた顔はよく見えない。でも隙間から覗いた口元は緩んでいて口角は微かに上がっていた。


「はい。……ありがとうございます」


 声だけを残し、芽榴は図書室から出て行く。


 同時に聖夜が慎の肩を優しくポンと叩いた。


「結局チョコ食ったんやな」


 聖夜の言葉に、慎は「当たり前だろ」と笑う。


「……義理でも気持ちは詰まってんだからさ」


 聖夜は「せやな」と小さな声で慎の言葉に納得していた。

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