表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
木苺  作者: ai
1/1

心の壁

私は5年間

過ごしてきたといっても

まだ克服していないものがある。

それは、簡単に克服することが出来ない。

食べ物のように

頑張って克服する!!

というのではなく

もはや

恐怖と化している。



私の克服出来ないもの

それは…



5年前の事件が

あって以来

私は男性に対して

恐怖心を持つようになった。

どんなに周りから

いい人だと思われていても、私にはその恐怖心が

ある限り

その人をいい人として

思うことが出来ない。


だから

私は、あの事件以降

恋をしたことがない。


きっと

心の片隅では

恋をしたいと思って

いる思う。

でも

心の壁が何重にも

私の心に鍵をつけて

心を閉ざしている。「やっやめて…

誰か助けて……」






「今日午後8時

都内で誘拐事件の犯人が逮捕されたもようです。

誘拐された少女は

都内の小学6年生

赤木 凜 (12)

少女には怪我もなく

無事なもようです。」



あの日から

今日で5年がたった


5年がたっても

あの記憶が

ときどき

フラッシュバックする

その過去を

抱えながら

私は5年間

過ごしてきた。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ