健康診断前って朝食抜く人が多いらしい
まだ授業始まってないです。
さて、入学式から登校初日までというのはガイダンスがあることが多い。それは程よい田舎であっても変わらなかったようだ。今日はガイダンスに加えて健康診断がある。
みっちゃんと電車の中で合流して学校に向かう。
ピッ
ピッ
いつも通りの音である。
今日は3号館という所でガイダンスがあるらしい。念の為早めに着いたので全然人がいなかった。
(3号館ってどこやねん)
関西の人に見られたらキレられそうなエセ関西弁で自分に自分でツッコミながらみっちゃんに確認しようとしたところで
(ああ、そういえば新入生向けの郵便物に書いてあったような)
と思い、スマホを取りだした。案の定地図が載っていた。その地図の横には避難経路の案内まで載っていて
(至れり尽くせりやん。)
と大学の職員に感謝しながらもみっちゃんと二人でたどり着くことができた。その後は『1年生はまだ未成年であり、飲酒はダメである。』みたいなご高説を頂いて無事終わった。
次は健康診断である。みっちゃんと会場に向かっていると、今回の健康診断は4年生と合同らしい。生徒が少ないから納得である。4年生とごちゃまぜに並んでいると、4年生の話し声が聞こえてきた。
「研究室どこ選んだ?」
と見知らぬ4年生らしき人が
「〇〇研。」
すると先程質問した方の4年生が驚いて
「あそこの先生ブラックじゃなかった?〇ちゃんバイトもしてるし大変じゃない?」
と言っていたので未来の為に情報収集すべく、みっちゃんと先輩の話を熱心に聞くことにした。
すると先輩が
「研究室は成績順だからもっと勉強しとけばよかったよ」
とその後もあそこの先生はハラスメントがやばいとか色々な話を聞いたが、私は心に『成績大切』とメモった。みっちゃんもみっちゃんで何かしらメモったのかもしれない。
「みっちゃん、研究室って重要なんだね」
としみじみとみっちゃんに言った。みっちゃんは
「うん、次私達の番だよ」
と教えてくれたので健康診断に臨むことにした。
健康診断が終わった後、今までの全体ガイダンスとは別に学科毎のガイダンスが行われた。このガイダンスでは席が学籍番号順だったため、私とみっちゃんは別れて席に着いた。私はもう、寂しくて寂しく2列挟んだ斜め前という近いか遠いか微妙な位置に座るみっちゃんを見つめた。なお、私とみっちゃんは情報学科で、学科の大多数は男子である。ガイダンスの中身は成績と先生の紹介、建物の説明、避難経路の説明であった。
これから更に5人毎のガイダンスである。授業の説明では履修登録という制度があり、それを先生一人で5人の生徒を担当してきちんと面倒を見てくれるようである。私と女子もう一人と男子3人の計5人は先生の研究室に行くことになっている。みっちゃんとは別教室である。寂しい。
ピコン
<頑張る>
メラメラと燃えるスタンプをみっちゃんにラオンで送った。
先生の研究室に着くと担当の優しそうな先生は理科の実験で使ったな〜というような紙コップにこれもまたもや実験で使うのかな、と思うくらい慎重に5等分し始めた。その後水を一人一人貰った。
(これ精製水じゃないよね?)
と思ったが、さすがに精製水でお腹壊したら保険金出るだろうという覚悟を決めて飲んだ。普通に水だった。
先生が話し出す。
「私は勝本と申します。また4年生でお世話になるかもしれませんがよろしくお願いします。あー、本日は履修登録についてでしたね、私が一人一人見ていくのでこの履修モデルのように履修を組んでいきましょう。この履修モデルは今回のガイダンスでも配られましたが、新入生向けの郵便物にも入っていたと思います。」
私は思った
(新入生向けの郵便物最強じゃね?)
と。履修モデルを見ながら各自組んで行ったが、1年生の一学期ということもあり、あまり選択授業は少なく、ほとんどが教養科目と呼ばれるPCの基本だったり、英語の授業、数学、体育であった。さすが情報科である、1年生からPCを使用した授業が多かった。
(よっしゃ、組み終わった)
私はこれで履修がきちんと組めているか先生に確認に行った。
「大丈夫です。」
先生が言ったのですごく暇になってみっちゃんにラオンして、かまってちゃんになることに決めた
ピコン
<みっちゃん履修登録終わった?私終わって暇>
<写真>
みっちゃんに履修登録が終わった事と今組んだ履修の写真を送った。するとややあってみっちゃんからの既読が付いた。
ピコン
メッセージが届いた音がした。
(みっちゃんからかな?)
スマホを見るとやはりみっちゃんからであった。メッセージを見ると、
<履修登録終わったよ!私の先生は研究室の先輩に聞けって感じだった。>
こんな事が書いてあった。私は
(なるほど、みんな違うのか)
と思った。その後各自解散となった。
帰りのホームにて、
「私、めっちゃ体重増えてた」
そう、受験期で激太りしていたのである。対するみっちゃんも同じだったようだ。私の話を聞いて少し安心した顔をしている。
ふたりして少し暗い顔で帰りの電車に乗った。
帰ってきて読んでくれてありがとう!




