りっちゃんは天使らしいPart2(ショート)
見てくれてありがとう
傘をさしていても振り込んでくる雨と戦いながらも無事数学の教室に着いた。
教室の中は前回の授業の時よりすくなかった。
(今日は恐らく雨なので数学の教室も人が少ないのだろう。)
とか思いつつも少し待っていると、ボーイッシュなりっちゃんの友達であるじいちゃんとみっちゃんは別々に合流してきた。授業の終了時間的に一緒の教室で授業を受けていると思われる2人だが、少し距離がありすぎる気もするが、まあ、当事者じゃないため、それは置いておいて4人とも無事合流できた。そして、何もすることが無くなった。気まづい。私は
(こんな時こそオタトークだろ)
と思い、りっちゃんに話しかけた。
「今季のアニメ何見てる?」
と。そして話しかけてから気づいたが、この流れで唐突すぎるだろと思いつつも現実逃避するためにみっちゃんの方を見ると、この気まづさから逃れるため、必死に気配を殺して、ひたすらに俯いてスマホを触り、空気と化していた。みっちゃんに急にこんな多人数で授業を受けることになって申し訳なく思った。その後りっちゃんの方に視線を戻すと少し悩んだりっちゃんが数個アニメをあげてくれたが、全て見たことの無いものだった。私は今季のアニメなら数が絞られて共通の話題になりやすそうだろと安易にこの話題を振ったことを軽く絶望しながらも笑顔で
「へー、そうなんだ。私全部知らないな〜」
と正直に話すと、りっちゃんは少し考えて
「転生したらスライムだった〇とかも好きだな〜」
とか言ってきた。
(あ、知ってる)
と思い、すごく安心し、私にはこの話題を提供してくれたりっちゃんから天使のはねが生えているように見えた。その後このキャラいいよねとか言いつつ、転生したらスライムだった〇を見たのは正直3年くらい前であり、1期しか見ていなかったにしては、少しキャラの名前をミスるくらいで上手く立ち回ることができた、、気がする。
恐らく私は来年大学生になる新入生と話す機会があったら、神妙な顔をして一般的なアニメと、今季のアニメを全て見ることを勧めると思う。
キーンコーン
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キーンコーン
この授業では前回と変わらず、りっちゃんが無双していた。




