りっちゃんは天使らしい
見てくれてありがとう
今日は月曜である。
だるいのである。
人間誰しも月曜は憂鬱である。
昨日の夜に発症してしまったサザエさん症候群を乗り越え、本日の月曜日が来てしまったのである。
だるいのである。すごく。
今日は私の心の中を表すような土砂降りである。
前置きはこれまでにして、私は顔を上げ、前向きな気持ちになることにした。このだるい気持ちはこの前を向いた瞬間に消えた気がする。うん、消えたのかもしれない。多分消えた。本日はりっちゃんとの交流を深めるいい機会の英語の授業があると思い、改札を通って前向きに授業の教室に向かう。
ピッ
改札を通って駅を出た瞬間雨が凄かったので面倒いが傘をさす。英語がある2号館までの道のりはとても長いのである。
傘をさして顔を上げながら胸を張って鼻歌を歌いながら2号館に向かった。
「あっめあっめふれふれ母さんが〜♩・・・
」
スタンダードな日本の歌である。
(着いた!)
ついに2号館に到着した。傘を畳み、無事に教室まで行くとりっちゃんがいなかった。私は
(あれ?もしかしてりっちゃんまだきてない?)
と絶望しながら雨だからか、いつもより人が少ない教室に入り黄昏ていた。
暇だったので、みっちゃんにラオンすることにした。ちなみに、みっちゃんとは今日の1限の授業が別教室なので一緒に来ていない。
ピコン
<みっちゃんもう着いた?>
みっちゃんにラオンするとすぐに既読がつき、返信が来た。
ピコン
<まだだよ、交通機関が遅延してて>
私は窓の外を眺めながら、私が来た時よりも強くなっている雨脚を確認して納得した。
(みっちゃん忙しそうだな)
と私は思った為、みっちゃんにかまちょをするのは辞め、今日のアプリのデイリークエストをこなすことにした。2日前の土曜日に導入した新アプリ『duoling〇』に苦戦しながら今日のデイリークエストを終えると既に授業が始まる10分前だった。
(みっちゃんどうなったのかな)
とラオンを確認すると、みっちゃんから5件程通知が溜まっていたので慌てて確認する。どうやら1限に間に合わなそうというメッセージであった。私は
ピコン
<どんまい>
といういつかのみっちゃんの真似をしながら返した。そしてラオンの画面を閉じ、横を見るとりっちゃんがいた。いつ来たのと驚きながら尋ねると2分くらい前と答えられて全く気づかなかった事に驚きつつも
「ごめん、気づかなかった」
と言うとりっちゃんは
「忙しそうだったから邪魔しちゃ悪いかなと思って声をかけられなかったよ」
と言ってくれた。りっちゃんは天使なのかなとりっちゃんが人類であるか疑わしいなとか思っていたら、りっちゃんが前を向いたので、つられて前を見るとちょうど先生が来ていた。時間を確認するとあと30秒で始業らしかった。
りっちゃんとあんまり話せなかったなと思うと残念ではあるが、
(授業が始まるなら新しい話題で話し出すのはよくないよね)
と思って少し待っていると
キーンコーン
チャイムがなった。授業開始とともに1回目の授業で話していたアメリカ人らしき英語の先生がまた話し出した。挨拶は前回と同じであったが、今回は自己紹介のカード作りではなく、クロスワードパズルをする予定らしい。各自先生に適当に2人組にさせられ、パートナーの方にむかう。
・
・
・
クロスワードパズルを終えると今度はよく分からない洋楽を聞かされた。この授業になんの意味があるのかはわからないが、楽しくはあった。
キーンコーン
やっと授業が終わり、次は数学である。みっちゃんと合流すべく、ラオンを送ろうとしたが、ふと
(りっちゃんとじいちゃんも数学の授業一緒に受けるか誘うか)
と思い、りっちゃんと数学の教室に向かいながら聞くことにしようと思ったが、ふと
(あれ、じいちゃんで合ってるよな)
と思った。何しろ1回しか紹介してもらっておらず、そのうえ土日を挟んでしまったのである。当然ながら私は記憶に自信がなかった。しかし私にはメモという味方がいることを思い出した。そう、前回りっちゃんの名前を忘れかけた反省を活かしてスマホのメモに自己紹介し合った相手の名前をメモることにしたのだ。そして確認すると見事にじいちゃんであった。そこで初めて胸を張って
「りっちゃんとじいちゃんも数学一緒に受けない?」
と聞けた。りっちゃんは快く承諾してくれた。
「うん、いいよ」
と。
そこで私はみっちゃんの事も一応確認しとこうと思い、りっちゃんにまた聞いた。
「みっちゃんも一緒でいい?みっちゃんはプログラミングの授業で私と一緒にいた子だよ」
と。それにも快く承諾してくれたりっちゃんに嬉しくなりながらもみっちゃんにラオンで事後報告した。
ピコン
<みっちゃん、数学の教室で合流しよ!>
<あと、こないだのプログラミングでお世話になった人と一緒に受けたいな>
と送った。すると既読が着いてややあって返信が来た。
ピコン
緊張しながら開くと承諾してくれたようである。
<いいよ>
恐らく間があったのはみっちゃんなりに葛藤していたのかなと思うと少し申し訳なかった。
特にないわ




