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第一印象で大嫌いだった男と私は何故か気が合うと知ってしまう。

作者: 七瀬





”第一印象で大嫌いだった男と私は何故か気が合うと知ってしまう。“




私はその日、女友達から飲み会に誘われていた。

その飲み会には、他にも男性が3人来るらしく人数合わせに私は

女友達に誘われたのだ!

私と女友達、その女友達の会社の後輩という女の子3人。



『”二人共、いい男性が居たらグイグイ行きなよ、これも

縁なんだから、黙ってたら勿体ないよ。“』

『・・・で、でもさ、被ったらどうしたらいいの?』

『”男性に気に入られた方が行けばいいじゃん!“』

『気に入られなかったら身を引く!』

『”これは勝負なんだよ、彼氏が欲しいならそれぐらいしなきゃね!“』

『・・・ううん、』

『分かった、』




・・・私以外の二人は、こういうのに慣れているのか?

自分が気に入った男性の横をゲット!

私は”第一印象で大嫌いだった男の横に座る事になった。“

案の定、下品で汚い言葉遣いで私に話しかけてくる。

私はこの男を無視しながらお酒を一人飲んでいると?

この男が私にこう言ってきた。



『”俺の事、嫌いなら嫌いでいいけど、ちゃんと俺の方を見て嫌いだって

言ってほしい!“』

『はぁ!?』

『俺のどこが嫌いなのか知らないけど、俺はキミの事嫌いじゃないし。』

『もう帰っていい?』

『一緒に帰る?』

『じゃあ帰らない、一人で帰れば!』

『マジで俺の事、嫌いじゃん!』

『だからそう言ってるでしょ。』

『俺の何が嫌いなの?』

『”下品なその言葉遣いとか、“』

『じゃあやめるよ、女の子はこういうのが好きだと思ってやってただけ

なのに、やっぱり嫌いなんだな。』

『”それって、誰かに言われたの?“』

『”職場の先輩。“』

『その男性ひとの話はもう聞かなくていいんじゃない。』

『・・・分かった。』

『後さ、男らしさを強調するのはいいけど? 傲慢なのは良くないわ。』

『・・・ううん、』

『”女性には優しく、紳士的に!“』

『分かった。』

『へーえ、案外素直なんだね。』

『元々の俺はこうなんだよ。』

『じゃあ、普通にしてればいいんじゃないの。』

『そ、そうかな?』

『根は凄く性格が良いんだったら無理する必要ないじゃない。』

『じゃあ、素でいるよ。』

『今の方がイイよ!』

『そう言ってもらえると嬉しいな。』





・・・お酒を飲みながら二人で話していくうちに、

私はこの男の印象がガラリと変わる!

本当は凄く優しくて、下品な言葉遣いもどうやら職場の先輩に

そうした方が女性にモテると言われたらしいのだ。



次第に私はこの男と凄く気が合うと知ってしまった。

この飲み会の帰り私はこの男と連絡交換をして家に帰る。

早速、この男から私にメッセージがきた。



『今日は本当にありがとう、凄く楽しかった。』

『私も凄く楽しかった。』

『また皆で飲みに行こうよ。』

『別にいいよ、女友達に言っておくね!』

『うん、じゃあまた連絡していい?』

『うん、いいよ。』

『じゃあ、おやすみ!』

『おやすみ。』






 *






こうやってお互い時間がある時は、携帯でメッセージを送る以外にも、

電話をしたりしてお互いの他愛のない話をする事も増えていく。

そのうち、私はこの男と二人で会う事もあり”付き合う事に!“

第一印象で大嫌いだった男と今は付き合う事になった。

嫌いからはじめる恋愛は、どんどんこの男の事を好きになる一方で、

今は凄く幸せなんだよな。



最後まで読んでいただいてありがとうございます。

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