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2 犬を探して

「グッモ~ニン! さあ、引き続き捜索を始めるぞ!」

「ん……ってかどこだここ!?」

僕は、どこかの大広間のキングサイズのベッドで目を覚ました。正面の壁にテレビが掛けられているが、マサイ族の視力を持つ者でないとここからの視聴は楽しめないだろう。

「確か昨日は自分のアパートにかえ」

「あ、それね。退去してきちゃった☆ てへ☆」

横にいたのは、昨日図らずも僕を助けた男だった。

「何してんですか!? ってかここは誰の家なんです!?」

「すげー立派な屋敷だろ? ここは俺の自慢の家だ!」

「何者なんですか……あなた……」

「そういやまだ名乗ってなかったな。俺の名前は『王子 雪之丞』カッコいい名だろう! 気軽に雪之丞と呼んでくれ。もしくはプリンs」

「雪さん」

「照れなくてもいいんだ。どちらか呼びやすい」

「雪さんで」

「雪之丞は王子様プリンスが良いつってんだろ! そのどっちかにしてよ! お願いだから!」

「だって、普通に呼びづらいし、それにあんたのどこがプリンスなんすか。顎髭のヘビースモーカー……どっちかってと悪党でしょ」

「なんだとお前」

「下手に助けられて、頼んでもないのに仕事振られて、こんな態度になるのも当然っすよ。ってか僕はもともとこんな性格なんで。そこんとこお願いします」


「というわけで、貴方たちには宅のエリザベートちゃんを探してほしいザマス!」

「はあ…」

「エリザベートちゃんはふわっふわの真っ白い毛並みが印象的ザマス!アタクシのようにあんなに煌びやかで品が良くて素晴らしい子、すぐに見つかると思うザマスのよ…けど、貴方がどうしてもというから、仕方なく、しかたなーく頼んでやってるんザマス」

「いや、別に僕は特に頼んでないというか、ただチラシ配りをしてたただけで…」

「分かりました。エビチリちゃんは必ず私どもが見つけてみせます!」

「エリザベートちゃんざます!」

「さあ、渚央!早速ベートーベンちゃんを探しに行くぞ!」

「だ、か、らぁ、エリザベートだって言ってるザマスー!!」


「ただいま、クロ」

結局仕事の成果は出せず、暗い気持ちで屋敷に帰るとそこには嬉しそうに尻尾を振る黒い犬がいた。

何日か前に突然この屋敷に現れ、寝泊まりをするようになった。人懐っこい子なのでどこかで飼われていた犬だとは思うが、首輪はしておらず、交番に届けても(鼻からうちの事務所は当てにしていない)迷い犬の届け出は出てなかったので、仕方なくそのままにしている。保健所に連れていくのもかわいそうだし…

「でも、いいかげん雪さんに言わないとだよな。……エサ代も結構するし」

あまり良い給料をもらってない中で、エサ代を出すのは少し大変だった。

「クロは従順だし頭も良いし、上手くいけば事務所で飼ってもいいかもしれないよ」

「ワン♪」


その頃、渚央の住む屋敷に、黒い雑種が時々現れる←エリザベート


「しかし、あれだな。やっぱ男二人っつーのも寂しいな。というわけで仕事と併せて、女の子(※美少女、美女に限る)のスカウトを続ける!」

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