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ファウストプリンセス  作者: 蒼井 肇
39/47

第三十八話 帽子が寝床にッ?! 錬金術ってすごくないッ??


☆☆  ☆☆




ミレアたちは移動魔法でスカーラという辺境地まできていた。


魔法を解き、地面に着地した。みな、上手く足をつけた。


「移動魔法でスカーラまできたものの、寒いね。ほんとこんなところで生息できてるのかしら」



 ミレアは余りの寒さに体を手で抱えて身震いした。


 ファイとプニロンも寒そうな素振りをしていた。


 その寒そうに震えているプニロンをみてミレアはいった。



「プニロン凍るんじゃない?」


「平気プニ。身体は凍らないように出来てるプニよ」



 プニロンはあごを突き出し、えっへんと偉そうに言った。


 ファイが横やりを入れた。



「寒さは、我慢できるが、空腹はどうにかしないとな」


「夜は危ないので、コテージキャップの中でみんな、寝ましょう」



「コテージキャップ? なんだそれは」



 ファイが不可解な顔をして首を傾げた。


「みたらわかりますよ」



 そういうと、ミレアは被っていた帽子を手で取り脱いだ。


「出でよ、コテージキャップ!」



 なんと、ただの帽子が大きくなり、木の小屋になった。




「帽子が、コテージになった?」



 ファイは開いた口が塞がらなかった。



「ミレアの錬金術を施した、特殊な帽子なんです」


「なるほどな、俺の知り合いの魔法使いよりそういうところは優秀だ」



 ファイは意味深なことをいい、へへと笑みを見せた。



 ミレアは褒められたことが嬉しくて、上機嫌だった。




「うれしいな、もっと褒めて下さい。ミレアは褒められると頑張れるんです」


「褒めると、能力が伸びる方ぷにな」



「プニロン、うるさい、褒めなさいよ、あんたも」



「自分で褒めるお馬鹿プニぃ」「ちょっと待ちなさいよ、あんたしもべでしょ」



 ファイの目の前でしばらくの間、ミレアとプニロンの追っかけ合いが続いた。



「はぁ、またお前達鬼ごっこか」



 ファイは嘆息し、顔を手で隠し下を向いた。呆然となっていた。


 それに構わず、ずっと追いかけ合いは続いている。



「まちなさぃよ、あんた焼いて食べるわよ」



「焼けるもんなら焼いてみるプニよ。俺っちの体液で火を消してやるプニ」



「お前たち、体があったまることしてるな。俺はこの帽子小屋の中に入るぞ」



 寒さが究極に近いのもあって、ファイはたまらず、小屋の中に足を進めた。


 そうこうしてるうちに、ミレアが止まった。



 プニロンを捕まえて、げんこつをかましていた。



 ミレアたちも気が収まり、ご飯をつくろうと小屋の中に入っていった。


 これから先、長い旅がつづく。






 きっと、何か苦難はあるはずだ。ファイの胸には浮かんでいた。














☆☆  ☆☆

UP予定。感想なんでもおまちしてます。気軽に書いてくれたらうれしいです。


こんにちは。

今回魔双戦記のお話が少し出てますね。

ファイが言っていた知り合いの魔法使いていうのはエリューのことです。

興味があれば本編みてみてくださいね。

たまにぽつりぽつりネタが入ってると思います。

魔双戦記のサブストーリーですかね。

あまりにほんわかしすぎて、ファイも困惑してそうですが。

またおあいしましょう。

併用して読むと面白いかもです、意外な一面でたりですので。

また更新します。

読み物としてがんばっていくのでよければブックマークなどしていただけるとうれしいです。

読者様も熱中症お気を付け下さいね。


今日の24:00魔双戦記アップします。予約してあるので確実です。お話はできてます。

よければみてくださいね。それではまた。

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