第三十八話 帽子が寝床にッ?! 錬金術ってすごくないッ??
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ミレアたちは移動魔法でスカーラという辺境地まできていた。
魔法を解き、地面に着地した。みな、上手く足をつけた。
「移動魔法でスカーラまできたものの、寒いね。ほんとこんなところで生息できてるのかしら」
ミレアは余りの寒さに体を手で抱えて身震いした。
ファイとプニロンも寒そうな素振りをしていた。
その寒そうに震えているプニロンをみてミレアはいった。
「プニロン凍るんじゃない?」
「平気プニ。身体は凍らないように出来てるプニよ」
プニロンはあごを突き出し、えっへんと偉そうに言った。
ファイが横やりを入れた。
「寒さは、我慢できるが、空腹はどうにかしないとな」
「夜は危ないので、コテージキャップの中でみんな、寝ましょう」
「コテージキャップ? なんだそれは」
ファイが不可解な顔をして首を傾げた。
「みたらわかりますよ」
そういうと、ミレアは被っていた帽子を手で取り脱いだ。
「出でよ、コテージキャップ!」
なんと、ただの帽子が大きくなり、木の小屋になった。
「帽子が、コテージになった?」
ファイは開いた口が塞がらなかった。
「ミレアの錬金術を施した、特殊な帽子なんです」
「なるほどな、俺の知り合いの魔法使いよりそういうところは優秀だ」
ファイは意味深なことをいい、へへと笑みを見せた。
ミレアは褒められたことが嬉しくて、上機嫌だった。
「うれしいな、もっと褒めて下さい。ミレアは褒められると頑張れるんです」
「褒めると、能力が伸びる方ぷにな」
「プニロン、うるさい、褒めなさいよ、あんたも」
「自分で褒めるお馬鹿プニぃ」「ちょっと待ちなさいよ、あんたしもべでしょ」
ファイの目の前でしばらくの間、ミレアとプニロンの追っかけ合いが続いた。
「はぁ、またお前達鬼ごっこか」
ファイは嘆息し、顔を手で隠し下を向いた。呆然となっていた。
それに構わず、ずっと追いかけ合いは続いている。
「まちなさぃよ、あんた焼いて食べるわよ」
「焼けるもんなら焼いてみるプニよ。俺っちの体液で火を消してやるプニ」
「お前たち、体があったまることしてるな。俺はこの帽子小屋の中に入るぞ」
寒さが究極に近いのもあって、ファイはたまらず、小屋の中に足を進めた。
そうこうしてるうちに、ミレアが止まった。
プニロンを捕まえて、げんこつをかましていた。
ミレアたちも気が収まり、ご飯をつくろうと小屋の中に入っていった。
これから先、長い旅がつづく。
きっと、何か苦難はあるはずだ。ファイの胸には浮かんでいた。
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UP予定。感想なんでもおまちしてます。気軽に書いてくれたらうれしいです。
こんにちは。
今回魔双戦記のお話が少し出てますね。
ファイが言っていた知り合いの魔法使いていうのはエリューのことです。
興味があれば本編みてみてくださいね。
たまにぽつりぽつりネタが入ってると思います。
魔双戦記のサブストーリーですかね。
あまりにほんわかしすぎて、ファイも困惑してそうですが。
またおあいしましょう。
併用して読むと面白いかもです、意外な一面でたりですので。
また更新します。
読み物としてがんばっていくのでよければブックマークなどしていただけるとうれしいです。
読者様も熱中症お気を付け下さいね。
今日の24:00魔双戦記アップします。予約してあるので確実です。お話はできてます。
よければみてくださいね。それではまた。




