第三十七話 ええ、あんな遠くに? 素材探しも大変じゃないッ!
食材を買い終えたミレア達は場所を変え、自分の店のカウンターに全員座っていた。
ヴィルデが何かをカウンターの奥で作っている。
ファイが一呼吸おいて話し出した。
「なるほど、一族全員が、不治の病に襲われたわけか」
「それであなただけ病気にかからなくて、助けを求めにここまできたんですね」
「そうだ。病気を治す薬を作ってほしい」
アテナは困った顔をし、涙声で顔色を濁らした。
ほんとにつらいのだろう。涙が一滴下に滴り落ちた。
ミレア達はそれを目の当たりにした。
「もちろんですよ。ミレアが頑張って作ります」
そういい、元気良くファイとポーズを取るとミレアは後ろの棚に置いてある本を取ろうとした。
「ダングラス先生のレシピ表には何かヒントがないかな、みてみよっと」
ミレアが本を取ろうとすると、プニロンがすでに見開いて注意深くみていた。
「ミレア、氷エリクサーっていうのをダングラス先生書いてあるプニよ」
「え、そんなのあったんだ。しらなかった。どれどれ?」
ミレアがのぞき込む。後ろからファイとアテナも覗き込んだ。
「どんな病でも治す効果があると描いてあるプニね。もしかしたら、いけるんじゃないプニか?」
「でも、そのアイテムどこにあるかわからないじゃない」
「俺は話を聞いたことがある。氷の魔女が持ってると昔、ある人から聞いたことがある」
「ある人ってだれですか?」
ミレアが首を傾げた。
ファイが微笑み語り掛けた。
「マダラヒョウ頭の獣人だ。神秘の森パルティアにいた歴戦の猛者だ」
「神秘の森?」
ミレアの言葉を聞くと、ファイがまたしゃべりだした。
「氷の魔女の検索を魔法タブレットでかけれないか?」
「あ、なるほど、その手がありましたね」
ミレアはポンと閃いたように手を叩き魔法を発動させようとした。
「今、魔法をかけてみます」
いうと魔力が発生し検索がかかった。
そのときだった。
奥から誰か急に言い寄ってきた。
「ふにゅにゅ、でましたね、ご主人様」
「あ、ヴィルデ。ご飯、作るの終わったんだね」
「今日はピザですよ。とろーりクリームたっぷりです」
ヴィルデだ。ヴィルデは手に大きなピザを持っていた。料理達者なようだ。
ファイがそれを見てほほ笑んだ。
「いつもすまないな」
ファイがそういった矢先だった。
「スカーラ国の辺境地、アイストロンに種族が生息していると情報がかかれていますね」
「アイストロン? 妙だな、そんなところに氷の魔女がいるのか? きいたことないな」
「もしかして、あの人が入ってきたらでてきたことがないという、あの例の洞窟じゃないか?」
「魔の洞窟ミンティアンか。いってみるか」
「そこに氷エリクサーがあるのなら。いきましょう」
「ご主人様、留守番はミミとファイアクローネたちとしておきますので、心配はしなくても大丈夫です」
ヴィルデがにこりと笑いながらいった。
ミレアも笑顔で返した。
「みんな、ありがとね。ファイアクローネ、しっかり店を守ってね」
「任せるだっちよ」
ファイアクローネは自身の炎を赤らめた。
「だけど、客に炎張り手しちゃだめよ」
「ヴィルデが教育しておきます」
「よし、そうと決まれば出発だ」
「おー」
皆が一斉にガッツポーズを取り、立ち上がった。
アイテムを精製するのは、魔力よりも素材がないとどうにもならない。
ミレアは遠出の準備を始めた。店の者が慌ただしくなった。
この先、薬を作れるかは、ミレアの腕にかかっていた。
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ファイまた意外なことしゃべってますね。
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