第三十六話 女の子なのにつよくて華麗に舞うってすごいじゃないッ!?
ミレアとアテナ、プニロンたちは三人で食料品の買い物に商店街まできていた。
街頭をミレア達は話をしながら歩いている。
それを見遣る輩がいた。
街の影からひっそりと後をつけていた。
「みろ、今、赤毛はいない。女二人だ。殺せるぞ」
指揮官が言う。
手下二人は店の屋根からミレア達の方に襲い掛かった。
「げへへ、おらぁ」
「きゃー」
「(上から)ミレア、避けろ」
アテナは条件反射で躱し、ミレアを言うと同時に突き飛ばした。
「あいたたた、腰打っちゃった」
ミレアとプニロンはアテナと対面に反動でこけた。
ミレアは痛そうな顔で起き上がろうとしている。
プニロンが怒りながらミレアを守るように前に立ちはだかった。
指揮官が棒をもって、手で何回か威嚇するように自身で叩いた。
「よく不意打ちをかわしたな。そこの女はなんだ、ボディガードか、小娘よ?」
「あー、あなたはワルイザーの指揮官!」
「ワルイザーってあの国家組織のか?」
「ほう、流れ者ようだが、よく知っているな。我は、ビンビアという名がある。我らの活躍が鳴り響いているのだな」
「悪名がな。俺は別の国のもの。国家の反逆罪にもならない。ちょうどいい、手が鈍ってたんだ。きな、全員、一瞬で地面に沈めてあげるよ」
「ふはは、素手の小娘がなにをいう。クロレッツア、チョコビガ、血祭りにしてやれ!」
「アテナさん、逃げましょう、早く」
ミレアはアテナさんの服を引っ張りながらいった。
しかし、アテナはミレアの制止を振り解いた。
「逃げるのは負けを意味するのと同じだ。ミレア、俺は戦う、こんな暴虐に負けてなるものかぁ!」
そういうと、アテナは反撃に出た。
華麗に宙を舞った。
「はぁあぁぁ、せいやー」
勝負は一瞬だった。
「な、なんだ、身体が熱い!」
「ぐあぁあぁ、頭が割れる」
「痛い、ぐああぁ」
男二人が地に沈んだ。横たわった状態で痛そうに転げまわった。
指揮官は一瞬の出来事に呆然となった。
敵が見えないほど、アテナの技は速かったのだ。
「何、クロレッツァ、どうしたんだ?」
指揮官に焦りの色がみえていた。
アテナが相当できるのに気づいたのだ。
そのとき、ファイが遠くの屋根からこの一連の模様をずっとみていた。
「遅いから心配でみにきてみれば、アテナとやら、大分できるようだな。あれは恐らく真魔空拳の神経破壊技。どうやら、継承者のようだな。使えるところをみると」
ファイの考察は正しかった。
アテナの服の紋様がそれを意味していた。
アテナは再三説き伏せるように、指揮官の方をむいた。
「おい、そこのビンビアとやら、早く連れて帰って、神経痛の薬を飲ませてやることだな。そうしないと放置していれば死に至るぞ」
「兄貴!」
「ビンビア様」
「くそ、ワルイザーが小娘に恥をかかせられるなどとは。覚えていろ、いつか必ず血祭りにしてやる」
指揮官は悔しそうな顔でそういうと、クロレッツァを担ぎ上げた。
「立てるか、帰るぞ」
ワルイザーが諦めて引き上げていく。
アテナは先を歩いていこうとした。
そのときだった。
ファイが屋根からアテナの前に飛び降りてきた。
「待て、さすが、真魔空拳の使い手だな」
「あ、ファイさん、どうしてここに?」
「あんまり遅いから心配でみにきたんだ。きてみれば、これだ」
「どうして、お前はそんなことを知っている」
アテナが妙な顔つきをした。
ファイはニコリと笑って指摘した。
「その貴族紋をみてわからないはずないだろう。お前は、マッシダーレ一族のものだろ?」
「そうだ。ご名答だ」
「名門貴族がなんでだ? 詳しく話してくれないか」
「そうですよ、水臭いですよ。アテナさんはなしてください」
アテナは困った顔をしていたが、すぐに表情を和らげ、ミレア達に話し出した。
☆☆ ☆☆
UP予定。感想おまちしてます。なんでもいいのでかいてくれたらうれしいです。
おつかれさまです。
こんにちは。
何回も見てくださっている読者さまには感謝です。
ほんとにありがとうございます。
魔双戦記の方もファイが出ているのでよければみてください。こちらはファイが主人公です。
この物語と魔双戦記の世界はつながっております。
相互にキャラが出てくるなんてこともあり得るかもです。
またおあいしましょう。
また更新します。
読み物としてがんばっていくのでよければブックマークなどしていただけるとうれしいです。
感想も何でも書いていただけるとうれしいです。
熱中症お気を付け下さいね。




