第二十二話 料理は上手なの。だけど、魔物はこわいのよ!?
そのころ、ファイがもぐっていた穴の中では。
ファイは穴の周りについてる、よだれみたいな液体に気がついた。
「何だ、これは水か? ドロッとしているな、恐らく怪奇動物の体液だな」
体液に気付き、顔色をにごらせ、また妙なことに気がついた。他の穴をみやったのだ。
「これは、穴が繋がっている? どこかに根城があるということか」
そういい、ファイは指をなめて人差し指を縦にたてた。
「風があるな。さっきの倉庫の方から流れているみたいだな。この穴は人が通れるな。一体、何者なんだ?」
ファイの鼻がピンと動いた。そう、ミレアの作っていた料理の匂いが少しだけしたのだ。
「カレーの匂いがする。そうか、この穴から、食物の匂いを嗅ぎつけて、奪いにやってきているというわけか。だとすると、嗅覚の凄い動物だな」
「穴に体液がへばりついている。一体、何なんだ?」
ファイは体液を手で触って、怪訝な顔をした。
「丸い穴? 人が掘ったような穴じゃない? まさか」
☆☆ ☆☆
「あ、ファイさん、お帰りなさい。カレーできてますよ。中どうでしたか?」
「動物の体液がちらほら、あった」
「た、体液! きゃーこわーい」
「逃げるが勝ちプニぃ。ミレア退散するプニ」
「駄目よ、仕事破談になって、報酬はいらないじゃないの。せっかく、はるばる遠くまできたのにぃ、むぅぅ」
逃げそうなところ、ミレアはプニロンを引っつかんでいった。
ファイが料理の鍋があるふちの岩に腰掛けた。
「まだ、夕方だ、ご飯食うか。ことはそれからだな」
「そうですね、冷めちゃいますね」
「俺の推測だが、丸い穴に体液がベトリと丸くくっついていたんだ。もしかすると犯人はワームかもしれない」
「ワームって、あの巨大ミミズの」
「そうだ。奴らは嗅覚も鋭い。だが、奴らが去った後、さっき俺が入った穴だと、他のモンスターも入ることが出来る」
「え、じゃぁ、ワームだけじゃないかもしれないって、ことですか」
「そうだ。みてみろ、小さい家、一個分くらいの食料があるんだぞ。ワームだけで食べれる量じゃない。物
凄い数なら話は別だが」
「えー、やだー」
「怖いプニ」
「ミレア、カレー食べてるとこ、悪いんだが、奴らは火が苦手だ。何か、錬金術とかでないのか」
ファイは助っ人がないかと頼み込んだのだ。ミレアの目線が上を向き、しばらく考えていた。
「お前のような優秀な魔法使いを俺は知っているぞ」
「え、魔法使い? あたしは退魔錬金術師です。火? 炎魔法? 錬金術!」
ミレアはなにかひらめいたのか、ぽんと手をたたいた。
「あ、そうだ、助っ人なら呼ぶことができるかもしれません」
ミレアのひらめきは天才的だ。なにか、いい案がうかんだのだろう。
そして、ニコニコしながら、下を見た。
「ここは地面が土ですね。魔方陣を描くことが可能ですね。よーし、ではでは、やってみます」
そういい、なにかを地面にかきだした。
☆☆
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