第十九話 貴族の家ってこんなにおっきいの??
三人はワサビフ街の街路に現われた。魔法陣は即座に消えた。店が並んでいる。
人手も多い。
ファイは辺りを見渡し、ワサビフ街とかかれた看板をみやった。
「ここがワサビフ街か。ペペロンチーノ国の北西でも、辺境じゃないんだな。街を見た感じでは人も多いし、繁盛してるな」
「ここは、料理が美味しいんですよ。昔、先生と仕事の帰りにパクンチョレストランに食べにきたことがありますから」
ミレアがニコリとしながらいった。
その言葉をファイがきいたときだった。驚いた顔をしたリアクションをした。
「おい、先生ってダングラスだろ? まだ生きてるのか?」
「あれれぇ、ファイさん、先生を知ってるんですか? まだ話もしていないのに」
「いやな、ちょっとした知り合いだ。その口ぶりじゃ、元気みたいだな」
どうやら、ファイはダングラス先生のなにかを知っているようだった。
プニロンが下からジト目でみやっていた。
「でもでもでもですね、先生、ひどいんですよ。借金かかえて、とんずらしてるんですよ。その借金をあた
しが頑張って仕事して、払わないといけないんですぅ」
「ははは、あいつらしいな。でもよぉ、あいつもきっと何かして稼いでるぜ。ミレアだけに背負わせてはいないはずだ。あいつはいつもこそっと驚かすようなことをする奴だ」
ミレアの話をきいて、ファイは大笑いをした。やはり、知り合いのようだ。
「そ、そうですよね、きっと。ダングラス先生、優しいし」
「ミレア、半分は信用しない方がいいプニよ。あの人は酒と女に目がない人プニよ、きっとどこかで、放浪しながら、遊んでるプニ」
プニロンがふたりが歩いてる一歩前に出て、ぴょこんとはねながらいった。
たしかに、そうかもしれない。それは考えうるが。
しかし、ミレアは首を横に振った。
「む、プニロン、先生の悪口はいわないの」
「ごめんプニ」
「ところでだ、この広い街からどうやって、メイジン家を探すんだ?」
ファイはお手上げだというジェスチャーをとって笑った。
ミレアがそれをきくと、魔法タブレットに魔力をそそぎだした。
「大丈夫です。この魔法タブレットには仕事内容と同じで、魔法で検索をかければ、雇い主の位置情報もみ
ることができますから。そこのマカロン大通りを抜けて、東にズット歩いて十五分くらいのところで角っこ
を曲がったら黄色の屋根の屋敷があるみたいです。雇い主はえと、ガーナさんですね」
「そうか、なら、歩くとするか」
「ファイさんて、不思議な人ですよね。何だか秘めているものがある感じで」
ミレアはほほえみながらいった。この笑顔にみんなやられるのだ。
「ははは、そうか、そんな風に感じるか。俺もミレアの底抜けの明るさには負けるな。ミレアは周りの人を
笑顔にする魅力持ってるな」
「そ、そんなこといわれたら照れるじゃないですか。何も出ないですよ、報酬もらったら、ご飯くらいですよ」
ミレアは照れて、顔がぱぁと赤くなっていく。
「ミレア顔、真っ赤プニ」
「あんた、うるさいの」
「痛いプニ~口ひっぱらないでプニィ」
ミレアはプニロンの口を上下左右に引っ張っておしおきをした。
しばらくのあいだ、お仕置きは続いたのだった。
「あはは、お前らは漫才がほんと得意だな。感心するぜ」
ファイは大うけしていた。たしかに人を明るくする魔法をもっている。
そうして歩いているうちに、黄色い屋根の屋敷がみえてきた。
「そんなこんなでつきましたね。あそこの角っこを曲がったらメイジン家ですね。
メイジン家は遠くから見てもかなりでかかった。
そして、ミレアたちは曲がり角を曲がった。
そこにはとんでもない大きさの黄色い屋根の屋敷があった。まるで宮殿だ。
「へぇ、中級貴族にしては、たいしたもんだ。……」
「凄い、デカイプニ」
プニロンと、ファイは感心していた。
ミレアもはじめてみたのか、息をのんでいた。
「凄いですね。一面黄色の屋根だかりですぅ」
「まるで、太陽が落ちたみたいに、光り輝いてるな」
光がまぶしく、ファイは手で目を隠しながらいった。
「眩しくて、目線を前に向けれないプニ」
「ではではでは、とりあえずですね、門番の人に用件をいいましょうか」
そういうと、ミレアは門の前に武装して立っていた男の人のほうへ走っていった。
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こんにちは。
何回も見てくださっている読者さまには感謝です
ほんとにありがとうごうざいます。
ファイ出てきてますが、意外なことしてますね
魔双戦記の方もよろしくお願いします。
読み物としてがんばっていくのでよければブックマークなどしていただけるとうれしいです。
またおあいしましょう。




