第十五話 魔法の花ってほんとなの??
しばらく、街路をミレアたちは歩いていた。
もう、目の前に花屋がみえてきていた。目と鼻の先だ。
ミレアは花屋のほうにかけだして入り口に着いた。
「あ、ここだよー。ごめんください」
ミレアは店ののれんを手であげて、店主らしき人をみた。
「まぁ、ダングラス先生の店の子だね」
店主は笑顔で答えた。
「はいそうです。ミレアです。ポテチナさん、赤いお花ください」
「何本? ミレアさん、相変わらず、天然ね。赤いお花はたくさんあるけど?」
「え、あは、すみませぇん、赤いのがいいなと思って、ついつい。じゃ、そこの花びらが大きい花ください」
ミレアは、あははと笑顔できりかえした。たしかに、天然だ。
しかし、みんなを明るくすることができる不思議な魅力を持っている子だ。
「さすが、錬金術店の子ね。目の付けどころが違うわ。この花は、魔法の花よ」
「魔法の花?」
ミレアが首をかしげた。
たしかに、その花は普通の花よりも花びらが大きく、大きなつぼみが真ん中にひとつだけあった。
そのとき、プニロンが目を大きく見開いて割って入ってきた。
「名札すごい値段プニ、ミレア小銭で買えるプニか?」
「(だってさ、バラかカーネーション買おうと思ってたんだもん)」
ミレアとプニロンは顔を見合わせた。たしかに、とんでもない額だったのだ。
ポテチナ店長は、ニコリと笑い話し出した。
「一週間前にね、ペルスィアーナから入ってきたのよ」
「ペルスィアーナってとなりの地域の?」
「そうよ。これね、ほんとは高い花なんだけど、一週間、経っても全然、売れないから、バラの花と同じ値
段にしておくわよ」
「いいんですか、ポテチナさん」
「いいよ、人間と同じように生きてるから、気をつけてね。凄く性格は繊細な魔法の花だから。花名はルイルプラルーフっていうのよ」
「ルイルプラルーフ? 綺麗な花ですね。じゃ、それもらいます。いくらですか」
「ほんとは50PRIなんだけど、昔からのよしみだから、5プリでいいわ」
そういうと、ポテチナ店長はミレアに魔法の花を手渡した。
「え、そんなのでいいんですか。じゃ、5PRIで」
ミレアはちょうど金貨一枚をもっていた。金貨は一枚、5プリでちょうどだったのだ。
「はい、魔法の花ね。またきてくださいね」
金貨を受け取ったポテチナ店長は明るい声で言う。
たしかに、普通の花なら、金貨一枚なら相当な数が買えるのだ。
「はい、ではでは、失礼しまーす。ポテチナさんも頑張ってくださいね。あたしも店員みたいなものなの
で」
ミレアはポテチナさんに明るい笑顔で手を振って、外に走っていった。
つられて、プニロンもぴょこんぴょこんとはねていく。
「相変わらず嫌味がなくて、明るくて、元気のいい子ね」
ポテチナさんはニコリと笑った。たしかに元気で嫌味のない子だ。
それから、ミレアたちはポッキーリ花屋を後にして、自分の店に帰る街路を歩いていた。
「良かったプニね。安くていい花が買えて」
「うーん、さっきからみてるけど、人間と同じように生きてるってどういうことなのかしら。性格は繊細と
かいってたけど」
そういい、ミレアは魔法の花を上に持ち上げたり回したりして、あらゆる角度で眺めた。
だが、普通の花にしかみえなかった。花びらは普通の花よりは大きかったが。
「魔法の花っていっても、きっと嘘プニよ。成長速度が速いくらいじゃないプニか」
「きっと、そうよね。どうみても、人間には見えないし。性格もあるようにも思えないし」
「あの嫌味女と話してたせいで、遅くなったプニよ。早く帰るプニ。ファイさん待ちくたびれてるプニよ」
「そうね、帰りましょ。走りましょ、とりゃー」
「待つプニー」
ミレアは走るのが速かった。とにかく、頑張る子なのだ。
プニロンもついていくのが大変だった。いつもより大きくはねていた。
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こんにちは。
ファイ出てきましたね。
意外なことしてますね。
よければファイが主人公の魔双戦記の方も読んでみて下さい。
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