第十話 どんな仕事だって、がんばってこなすんだから!!
「ミレア何やってるプニか」
「神頼みよ、初仕事祈願!」
ミレアがいったそのときだった。
魔法検索が終了して、ケイトさんが、ニコリと笑った。
「そうねぇ、見てみたら、二つだけ、Eクラスの仕事があるわ」
「Eクラスプニ? ミレア、何プニ?」
「仕事の難易度のことよ。魔法でわかるのよ。一番上から、SS、S、A、B、C、D、Eクラスの順にな
ってて、SSは一番難しくて、危険も伴うけど、上のクラスにいくほど、報酬が高いの」
「そうプニか、じゃ、Eクラスプニだから比較的簡単な仕事プニね」
「そういうこと。でもでも、初仕事だから、ミレア何でも頑張るの」
ミレアはガッツポーズをとって、目を輝かせた。
そして、ケイトさんが語りだした。
「二つの仕事の内容、一つは『倉庫に、あるものを食べてしまう、怪奇動物の駆除』何かしらね、この怪奇
動物って? 報酬は200PRIもあるわ。そして、最後は、『魔黒死病の病の調合薬を作る仕事』ね。ど
うやら、この魔の病気にかかっている人が沢山いて、余り時間はないようね。アイテム作りが難しいかもしれないわ。報酬は300PRIよ。どうなさる、ミレアさん?」
「そ、そんなに、もらえるんですかぁ、ケイトさん、その仕事、全部ください。お願いします。ミレアやります」
そういうと、ミレアは嬉しさのあまり、ケイトの手を握った。
ケイトは驚いていたが、笑顔できりかえした。
「えぇ、構わないけど、全部も大丈夫? 受注仕事は一つずつしかできないけど、請負者で予約入れておくわね。店の名前と代表者は誰かしら? ダングラスさん?」
「いいえ、違います。店の名前は今日から、退魔錬金術店ファウストプリンセスになりました。代表者はあたしです」
「判ったわ。魔法で入力しておくわね。ミレアさん、どの仕事から致しますか?」
ケイトはそういうと、入力の為に使う魔法杖を振り上げた。
「そうですね、とりあえず、この『怪奇動物の駆除』からお願いします」
「物件名7―0500の『怪奇動物の駆除』ね。報酬はさっき言ったけど、200PRIね。後は、魔法商工局から支給される、仕事用の、この魔法タブレットで確認してちょうだいね」
ケイトさんはそういうと、薄くて四角く、それに魔法陣が描かれているプレートを一枚ミレアに手渡した。
ミレアは受け取るとこくりとうなずいた。
「わかりました」
「一応、受注開始と魔法でデータベースに呪文入力しておくわ」
「お願いします」
ミレアの言葉を聞くと、ケイトは魔法杖で呪文入力を自分の魔力を使ってはじめた。
「仕事が成功したら、この商工局業務合格証書に雇い主のサインをもらってきて頂戴。サインをもらった上
で、本人に魔法商工局が確認して、完了なら、報酬を払うわ」
「はい、これにサインもらうんですね」
ケイトから一枚の紙を手渡された。それには魔法文字という魔法使いや僧侶が使う文字で文章がかかれていた。
当然、魔法錬金術アカデミー出身のミレアも学校で習っていたので、その文章を読むことはできた。
ケイトさんが、ニコリと笑い、続けて言葉をつむいだ。
「幸運を祈るわ」
「ケイトさん、借金返済のためにも、ミレアがんばります」
ミレアは明るい笑顔で元気よくいった。プニロンもぴょこんとはねた。
「では、では、またきますので」
「さよなら、プニ」
そういい、手を振りながらギルドの玄関の方へ走ってお別れをして、外へ出て行った。
そして、ギルドを出て、街路を二人は歩いていた。
「ミレア、良かったプニね、初仕事プニね」
プニロンがぴょこんと跳ねながらいった。
「そうよ、プニロン、全部足したら、報酬500PRIよ。当分生活できる額よ」
ミレアの目がお金になっていた。
たしかに、当分生活できる額だ。金貨一枚でも、たらふくご飯が食べれる。
「生活もそうプニだけど、借金がプニ」
「あー、そうね。浮かれてる場合じゃないわ。でも、でも、でも、ミレア頑張るの。やれば出来る子なの」
ミレアは仕事を請け負って、借金を返すことにやっきになっていた。
底抜けに明るいところを持っているのはミレアの魅力だった。
と、いっても一億。借金返済には向いてるかもしれない。
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こんにちは。
読んでくださっている読者様には一番感謝です。ほんとにありがとうございます。
また明日更新します。
読者様も、外はお気をつけくださいね。
読み物としてがんばっていくのでよければブックマークなどしていただけるとうれしいです。
もうすぐ魔双戦記の方のファイも出てきます。こちらもよろしくお願いします。
またお会いしましょう。




