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ともだちの魔法使い  作者: 楠羽毛
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相棒

 遥がかえってきた、という話をきいても、美羽はたいして喜ばなかった。

『学校でね、……暴れたらしいの。もう、……』

 よりこさんが、玄関でつぶやいた言葉が耳にちらつく。

 ただ、美羽は、

「わたしね、いよいよ、魔女になるの。」

 他になにをおいても、とばかりに、二人きりになるやいなや。

「莉子が迎えにくるの。わたしが魔女になったら、まっさきにナツちゃんを迎えにいくね!」

 はつらつと、大きなこえで、ささやいてきた。



 夜──


 二十三時。ぴいんと高い音、スマートフォンのアラーム。

 菜月は、ばたんとはね起きて、アラームを止めた。それから、手早くボタンをはずす。脱いだパジャマを放り捨てたまま、クローゼットから青いワンピース、それからカーディガン。たんすを開けて、靴下とブラジャー、アンダーシャツ。

 ぜんぶ身につけてから、長い髪を後ろでくくって、眼鏡をかけ直す。

 腕組みをして、……ベッドの上に転がっているダースにむかって、強い声で。

「ダース。起きなさい。行くよ」

 睨むように待つこと、5秒あまり。

 ダースは、むくりと起き上がって、くるんと首をうごかして言った。

「……ようやく、呼んでくれたね」

「やっぱり。ずっと起きてたんだ。」

「ちがうよ。今きみが起こしたんだ。」

「でも、……」

「さあ、ゆこう。今夜しかないんだろう?」

 はつらつとそういって、ダースはベッドから飛び降りた。

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