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機械神話 (休載中)  作者: 機械神格化委員会
機械神話 第壱章 Between Earth And The SKY
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第伍話 破壊! 荷電粒子圧縮砲!

 ノア肆式(希亜)


 スペック

 頭頂高・23.04m

 全高・25.20m

 本体重量・30.0t

 全備重量・70.0t

 スラスター総推力・210t

 推力重量比・3.0

 ジェネレーター出力・7500kw

 装甲材質・特殊圧縮ラミネートマイクロハニカムカーボン


 建造経緯

 2500年の連邦建国記念パレード時のプロバガンダの一環となる箱舟計画により設計、建造されていたものだったが、襲撃そして開戦してしまい戦況が悪化し、戦意向上も兼ねて再設計された。肆式はその名残になっている。


「荷電粒子圧縮砲、発ッ射ァァァ‼︎」

 彼の叫び声と共に放たれた一本の巨大な緑色の光の柱は、空母とそれに帰還しようとしていた敵の指揮官機の両方を叫んだ次の瞬間には消しとばしていた。

「とんでもに威力だったな…おっと、お前ら、大丈夫だったか?」

 周りには粒子砲が当たったときに起きる残存粒子が散っている。

「何だったんた、今のはァ。」

「よぉ、お前ら。こちらキシベだ。そっちにいま連邦軍の新造戦艦が向かっている。話はそれからで良いな?」

「あぁ」

 プツン

 回線が切れる。

 彼らが周りを見渡すと制御が外れ、一定の方向に向かい浮遊する戦闘艇が逃げ去っている。

「キシベがくるまで暇だなぁ。」

「おやぁ、良い感じのおもちゃが飛んでいるじゃないかぁ。」

 抵抗なき機械を嘲笑い叩き斬る。耀きを纏い回り込んでは、叩き潰す。


 彼らの視界に敵が映らなくなった頃には、戦艦が到着していた。

 近代は空上機は空気抵抗などの問題などによりロケットなどの形状が多くなっていた。

 しかしその戦艦は、近代の戦艦とは違い形状は過去に存在した、水上艦の形状に近苦なっていた。


 戦艦が浮遊をやめ少しずつ地上に降りてくる。艦内からスロープが伸び、ホバートラックが20機ほど降りてくると怪我人の回収などを始める。

 機体を膝立ちにして、コックピットをあけ、簡易エレベーターを起動して降りる。

 降りた彼らの方に、トラックが一台向かってくる。その中からは軍服を着たキシベが降りてきた。

「やぁ、みんな。あの機体はどうだったかい?」

「えぇ。あなたの言った通りの機体ですね。」

「おっと、そうだった。実は君たちにした自己紹介には誤りがあったんだ。太陽系連邦政府軍事局所属特殊情報管理課諜報員、兼太陽系連邦軍第1独立艦隊所属トーゴー級2番艦反重力エンジン搭載型超弩級戦艦アークイド艦長、兼太陽系連邦新型超大型駆動装甲 ノア メインパイロットのキシベ・ハンクだ。今後もよろしく。」

 そう言いながら手を差し出された、手を握る。

「えぇ。よろしくお願いします。」

「そういえば、アンモト君はどうしたのかい?」

 後ろでパーラメントを吸っていたラペイシャスが答える。

「あぁ、あいつは最初に死にましたよぉ。」

「貧乏くじを引いちまったか。」

「それにしてもあの戦艦は何なんですか。」

「あれはノアと同じ計画で建造された戦艦だ。ノアの運用はあいつを主軸に行うようになっている。ノアはあいつに格納するから、後であっちまで運んどいてくれ。」


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― 新着の感想 ―
[良い点] メカニックの表現に迫力を感じました。参考にさせていただきます!
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