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機械神話 (休載中)  作者: 機械神格化委員会
機械神話 第壱章 Between Earth And The SKY
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第弐拾肆話 発進! ボディ隊!

 この時代の人工知能は、旧世代のこれらのと比べ、文字通り次元が異なっていた。

 通称第弐世代人工知能と呼ばれる、この時代のものは、単に演算能力の向上だけではなく、並行処理能力の同時処理個数の増加、第参世代人口知能になれば、感情の会得まで発展していったが、一番の違いは創作物の評価にあるとされる。

 第弐世代人工知能は、現在の科学技術の発展は、この創作物の評価のおかげよされており、SF小説、SFアニメ、SFドラマ、さまざまな創作物に登場する、技術(テクノロジー)技術(テクニック)、兵法、政治などの仕組み、それらが現実的に、実在できるように設計された。

「[ガン=カタ]どうでしょうか?」

 マキアは、仮想の世界で、彼女が補佐する人に話しかける。

「使えそうだな。」

「では、実践でいつでも使用できるようにしておきます。」

[ガン=カタ]

 対集団戦闘技術の中で最高級の戦闘力を誇る戦闘術。とされる2002年、約505年前に公開された『リベリオン』内で使用された技術。

 多数の敵の銃口を瞬時に把握、弾道の計算を瞬時に行い、効果的な攻撃箇所を制定、射撃により個で集団を突破し、敵陣を崩す戦闘術として、400年前ほどから知られていたが、人間単体での使用はさまざまな情報の処理しつつ、行動に移す必要があるなどの問題により、使用は無理だった。

 しかし、ノアに搭載された第参世代人工知能の支援を受けることにより、可能になっていた。

「さすがです!マスター!」

 2丁拳銃で浮遊体を蹴散らすジークを、マキアは賞賛する。

「しかし、そろそろ大地の女神の瞳(リュシテアーズアイ)の破壊作戦の実行時間なのではないでしょうか?」

 ブーンと言った、作戦開始時間を告げる、低い音のブザーが響く。

「そのようだな。シュミレーターを終了してくれ。」

「わかりました。」

 シュイーン

 世界が崩壊を開始するして。

 世界が崩壊を終了を終えると、視界は暗闇に包まれ、その後光が差しこむ。


 アークイド ブリッジ内

「ボディ隊全機、発進用意!点呼!」

 サブロウは、自らが失ったものを、部隊名に準えて言う。

「アーム部隊準備完了!」

「レッグ部隊準備完了!」

「チェスト準備完了!」

「第十ニ航空隊全機発進用意完了!ブリッジからの応答を待つ!」

 部隊の確認を終えた、サブロウは応答を求める。

「サブロウ少佐以下5名。第十二航空隊の発進を許可します!」

「ボディ隊!全機発進!」

『了解‼︎』

 通常の戦闘艇と異なった形を有する、5機の戦闘艇が発進する。

 5機の戦闘艇は、漆黒の海を閃光の如き、光の尾を引いて進む。

「目標まで残り、約3km!」

 先ほどチェストと呼ばれた、サラ・リー・ラッセル中尉が報告する。

「対空砲、射程圏内に入ります!」

 彼女は巨体を揺らし、次の報告をする。

「レッグ部隊は左右から回り込むようにし挟撃で対空砲を潰せ!アーム部隊とチェストは、私と共にそのまま中心部を攻撃する!」

『了解‼︎』

 6本の光の尾から、2本が離れる。

 離れた尾のうちの1本を操る、ST・サンダース・ハリス中尉は、対空砲が発射する光の弾幕の中、自動音声認識システムを使用し、こう叫ぶ…

「モードDA!」

 そう叫んだ途端、機体は、液体の如く、流れるように形を変え始める。

 流体のような表面は、細身の人形をとった瞬間、角張り始め、装甲を形どる。

 ヒシうーンといった音を出す、ブースターを吹かす。


[感応波変換多形状変形可能炭素製装甲]

 通称サイコカーボンは、感応波もしくは指定のプログラムと電流を流すことにより、炭素の中に粒子レベルのチップが反応し、データ通りの形状に変異する、特殊素材である。

 この性質により、様々な状況に対応する必要がある兵器類に、よく使用されており、ノアの様々な兵装へと変形する手部分や、エース部隊である第十二航空隊に配属された、機体はジェネレーターと、コンピューター以外の、パーツ全てがサイコカーボンになっており、指定のプログラムもしくは、パイロットの感脳波つまり、イメージはサイコカーボン内に流されると、戦闘艇から駆動装甲に変形する、といった芸当が可能になっていた。


 地上では走るもしくは滑走していた、駆動装甲は脚部ブースターを使用し、漆黒の海を裂く。

「対空砲の弾幕は厚いが、近づかれたらどうかな!?」


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