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機械神話 (休載中)  作者: 機械神格化委員会
機械神話 第壱章 Between Earth And The SKY
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第壱話 始動! 機械神話!

「太陽系連邦」それは2101年に結成された、地球上の国と政府を統合した組織。結成当初はテロなどの反発がありこの混乱によって当時の人類の約半分が死亡した。


 西暦2507年

太陽系連邦軍リドショーピング=ソーテネス基地


「これよりし、新兵器適正検査を行う。」大きな体躯の教官が威圧するように言う。「新兵器実践データ収集部隊」通称:モルモット部隊。

 毎日のように新兵器の適正を調べては、実戦投入されデータ収集をする部隊であるが、いつもの適正検査の道具とは違うものが用意されているな、と彼は思っていると「今回、適正を調査するのは脳波である。」また威圧するように教官が言う。

「これから名前を呼んでく。名前を呼ばれたやつは前に出てきてくれ。」横にいた補佐が落ち着いて言うと、「アンモト・マサト」最初に呼ばれたのは彼と同じ様な顔つきの二十歳にもなっていない様な青年だった。

 見たことのない顔だったので新入りかなと思っていると「…テツゾウ・K・ジーク」彼の名が呼ばれた。

 機械的な椅子に座らせられた彼は旧世代のSF小説に出てきそうな測定器を頭に付けられた。付けただけで検査は終わるようだった。

「次、ラペイシャス・A …」彼は催促され集会所の隣の休憩室へと向かった。

 一時間が経った頃、休憩室に放送が入り「適正者を発表する。…テツゾウ・K・ジーク。以上の三名だ。この三名は一時間後、兵器庫に来てもらう。」


「太陽系連邦軍リドショーピング=ソーテネス基地」「USSR,UK,DE連合」との戦線を維持するために設立された基地。再戦前の基地ながらプロバガンダや新兵器の実践テストなど実験的な行いが多く行われいる。


 太陽系連邦軍ワルシャワ・オケンチェ基地 格納庫内

 空上戦闘艇・駆動装甲などが収められた格納庫には最初に呼ばれていた「アンモト」とか名前の日系人と「ラペイシャス」って名前の女軍人が彼の周りに、スーツ姿で高身長、壮年ぐらいの男性が教官の前に立っていた。

「…それで、その新兵器はどこにあるんですか。」アンモトが話の流れでそういうと「そうだな、テツゾウも来たところだしな。」いつもと違い威厳のある低い声で言う。

 格納庫の外れにある過去にあったロボットの出てくるアニメに出てきそうなエレベーターに乗り、教官がボタンを押すとエレベーターは地下に向かう。

 急に「貴様ら、[機械神話]は全部言えるよな。」教官が低い声で言うと「勿論言えますよ。」アンモトが丁寧にそう言う

「主は母なる大地を創り、父なる海を創り、子なる人を創った。

 そして主は大地を使い、海を越えるための機械を人に与えた。

 しかし人は主の予想を超え人同士で醜く争いそのうえ主の座を奪おうとした。

 主は神となり歯向かいし人を滅ぼし残った優秀な人に更なる大地と機械を与え育てた。

 神はしかし怪我を負っていた。神は残ったきかいを取り込み、傷を癒した。

 そして神は最後に「信仰を忘れるな」と言い残し去った。

 そのとおりだ。

 神の言い残した通り、信仰しろ、信仰しろ、信仰しろ、反逆者をゆるすな、殺せ。

 でしたよね。」

 言い終わったところで教官の後ろにいたスーツ姿の人が少し前に出てきて、陽気に「完璧じゃないか。」とアンモトを褒めると「おっと、すまない。自己紹介がまだだったね。私は太陽系連邦政府軍事局所属特殊情報管理課諜報員のキシベ・ハンクだ。よろしく頼む。君たちが、例の新兵器に乗るのか。私も乗せてもらったのだけどあれはじゃじゃ馬だよ。君たちもきよつけなよ。」こんな話をしている間にエレベーターは地下12,250mに到達した。

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― 新着の感想 ―
読ませていただきました。 まだ一章の第一話しか読めてないですがこれから時間のある時にもっと読ませていただきます。 楽しみにして読んでいきます。
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