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きのこたけのこ戦争

作者: ラインハルト

きのこたけのこ戦争


作:ラインハルト


※アレンジ・アドリブご自由に


※台本使用時は、台本タイトル、URL、作者名記載必須でお願いします。


※問い合わせの際はTwitter:@lineharuto1128までお願いします。


登場キャラ


きのこ:不問

たけのこ:不問

N(ナレーション):不問


N「きのこの山、たけのこの里双方がこの世に生まれてから数十年…いつの頃からか、終わる事の無い、きのこたけのこ戦争が繰り広げられることになる」


きのこ「聞けー!皆の者ー!数日後にまた、たけのこの里を攻めるぞー!次こそ里を攻め落とし、奴らのチョコを剥ぎ取るぞー!」


N「きのこの山の長が山に生息しているきのこ達に呼び掛ける」


たけのこ「聞けー!皆の者ー!先日きのこの山の者より宣戦布告があった!奴らは無謀にも我が里を攻め落とそうとしているらしい!奴らは我が里の力を侮っているぞ!奴らのチョコを全て剥ぎ取り、棒だけにし、存在価値を無くしてやれ!」


N「たけのこの里の長も同じ様に、里に生息しているたけのこ達に呼び掛ける…きのこ、たけのこの意味の分からない争いは終わる事は無いのだろうか…数日が経ち、ついにきのこがたけのこの里に攻撃を仕掛ける」


きのこ「ははははは…ゴホッゴホッ…ふぅ、むせてしまった。

ついに来たぞたけのこ共ー!今日こそ貴様達のチョコを全て剥ぎ取り引導を渡してやる!」


たけのこ「むせながら何言ってんだバーカ!お前達こそ覚悟しとけよ!今日こそお前達のチョコを全て剥ぎ取り、棒だけにして存在価値を無くしてやるからな!」


きのこ「いちいちむせた事に突っ込むんじゃねーよこの野郎!お前だってむせること位あるだろうが!」


N「ついに、きのことたけのこの衝突が始まる。どちらに軍配が上がるのか私には想像もつかないが、分かるとするなら…このくだらない争いに終わりは来るのだろうか?」


きのこ「行くぞ、きのこ達よ!胞子を飛ばせー!たけのこ共の里にきのこの種子を植え付けるのだー!ふはははは…ゴホッゴホッ」


たけのこ「里を守れたけのこ達!成長した竹を揺らし風を起こして、きのこの胞子を吹き飛ばすのだ!まーた、むせてやがるな、あのバカきのこ」


きのこ「たけのこ、この野郎!聞こえてんだよ!誰がバカきのこだ!竹を揺らし風を起こすって、貴様の方がバカだろ!バーカ!」


たけのこ「なんだとー!このバカきのこめ!竹を揺らせば空気の流れが起きて、風は生まれるんだよ!そんなことも知らねーのか!バーカ!」


N「この争いを見てわかるように、きのこたけのこ戦争とは実にくだらない争いなのである。このようにくだらない争いを数十年続けているバカ共がこの物語の主人公達なのだ。」


きのこ、たけのこ「なにがバカ共だ!ナレーションの癖に偉そうなんだよ!」


N「やれやれ…メタ発言をしてんじゃねーよこのバカ共が…おっと、すみません。

私とした事が口が悪くなってしまいました、それでは続きを見ていきましょう。」


きのこ「真似してんじゃねーよたけのこ!」


たけのこ「お前こそ真似してんじゃねーよきのこ!」


きのこ「こうなったら…長同士で決着をつけようじゃねぇか、たけのこぉぉぉぉぉぉ!」


たけのこ「かかって来いや!この、バカきのこがぁぁぁぁぁぁ!」


N「ついにきのこ、たけのこ双方の長が一騎打ちをする事になった。

果たしてこれで、本当に決着が着くのであろうか」


きのこ「おらぁぁぁ!どうした、どうしたー!貴様の攻撃はそんなもんかー!…がはっ!」


たけのこ「このくそがぁぁぁ!お前こそどうしたー!全然効かねぇぞー!…ぐはっ!」


きのこ「はぁはぁ…なかなかやるじゃねぇか、たけのこの癖によぉ」


たけのこ「はぁはぁ…お前こそなかなかやるじゃねぇか、きのこの癖によぉ」


きのこ「お互い後一撃を撃つ体力しか残ってねぇみたいだな…次で決着をつけてやる!」


たけのこ「よくわかってるじゃねぇか…全身全霊をかけてお前を倒す!」


きのこ、たけのこ「行くぞ!おらぁぁぁ!」


N「ついに決着の時が訪れた…しかしその時!空を埋め尽くす程のカラスの大群が現れ、きのこ、たけのこ双方を襲撃し始めたのだった」


きのこ「な…なんだよ…これ」


たけのこ「こんな時に…まじかよ」


きのこ「皆の者逃げろー!何としても生き延びろー!」


たけのこ「早く逃げるんだ!きのこ達と争ってる場合じゃない!逃げろー!逃げてくれー!」


きのこ「あぁ…やめろ…やめてくれ…やめてくれー!」


たけのこ「なにやってんだよ、バカきのこ!早く逃げろ!」


N「たけのこの長がきのこの長を助けた…しかし、たけのこの長はカラスにより捕食されてしまう」


きのこ「お前…どうして!敵の私を助けた!」


たけのこ「なんでかな…わかんねぇや…生き延びてくれよ…ぐぁぁぁぁ…」


きのこ「あぁ…あぁぁぁ…たけのこ…くそ!くそ!許さねぇぞカラスー!」


N「きのこの目の前で捕食されてしまった、たけのこ、それを見たきのこは激昴しカラスに突っ込んで行く…だが、カラスはあまりにも巨大で強かった、きのこもあっけなくカラスに捕食されてしまった。

カラスの大群の襲撃により、ついにこのくだらない、きのこたけのこ戦争は終結を迎える事となった。」

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