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俺は、誰?(1)
あのとき俺は見つけたんだ。何気なく歩いていた道の途中にあった扉。
まだ子供だった俺は好奇心で、冒険感覚で開きそうな扉を開けた。
そこにあったのは一枚の紙だった。
文字を読むことができた俺は書いていた文字を読んでしまったのだ。
そこに書かれていたのは、
とても、恐ろしいことだった。
『実験No.1
彼の体は不死身である。子供のNo.1鍋で茹でたが、死ななかった。
刃で何度心臓を突き刺してを死ななかった。
処分をしようと何度日で炙り、何度焼却炉に放り込んでも死ぬ気配なし。
私たちはとてつもないものを作り出してしまった。
だからこれを、奴隷施設に送ることにした。』
それからのことはよく覚えていない。
いつの間にか、寝場所に帰っていたようだった。
それから…
それから…
もう昔に考えた話なので流れが思い出せなくて困ってます。
頑張ります