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プロローグ DAKUMA

著 もひんP

イラスト もひんP


※この小説は他サイトでも投稿されている場合があります。

『あなたは、私をこの世界につなぎとめてくれますか?』


2030年、小さな隕石が地球に落下した。

それは微細な粒子となり、空気や水を伝って、世界中へと拡散した。


その直後から、世界各地で人々が奇妙な死を遂げていった。

突如、炎に包まれる者。氷の彫像のように変質する者。肉体が音もなく溶ける者。そして、まるで空気に弾けるように消える者。

それらは、もはや「病」でも「災害」でもなく、「災厄」と呼ぶほかないものだった。


たった一年で、地球の人口はおよそ70%を失った。

生き残った者たちの誰もが、次は自分かもしれないという恐怖の中で、呼吸さえもためらった。

 

その年、地球の人口は、わずか1年で7割減少した。


彼らを殺したのは、隕石から拡散した粒子だった。

その隕石は、宇宙に存在するとされる物質「ダークマター」と、「悪魔」を掛け合わせ、

**『DAKUMAダクマ』**と名付けられた。


それでも人類は、生き延びた。

ダクマに晒されながら、わずかに適応し、十年の歳月をかけて抗体を獲得していった。

そしてある日を境に、人々の中に“力”が目覚めはじめる。

常識を超えた力を操る者たち——

人々は彼らを『DAMAR (ダーマー)』と呼んだ。

 

彼らは、かつての人類とは異なる。

人の姿をしながら、人を超えた存在。

ある者は神に近づき、ある者は悪魔に堕ちた。


だが、力には代償がある。

“進化”の果てにあるのは、希望か、破滅か。


これは、そんな世界で生きるひとりの青年と、

世界に存在を許されなかった少女の、

終焉と再生の物語。


 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

更新データ《ver. 1.0.0》

▼《年表》

2030年:隕石落下。ダクマ拡散。人類の約7割が死亡。

2031年:超能力者ダーマー、異形の動物、未知の現象が世界に出現し始める。

2045年:ダーマー同士の衝突により、超能力者戦争が勃発。

2085年:長きにわたる超能力者戦争が終結。

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