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5回目! きっかけ

「こんっちわー! みもだよー!!」

「ちわっす、ももっす」

「「二人合わせて、みもももだよ(っす)」」


「ところでももちゃん、質問です!」

「!? なんっすか、いきなり・・・」

「そもそも、ももちゃんはなんで小説を書こうと思ったの? なんかきっかけとか、あったの?」

「いやいや特に理由なんて無いっすよ。 それに、今も書き続けたれているのはきっと、みもっちが手伝ってくれているっていうのがおおきいっす」

「そっか! わたしはアイデア出ししかしてないんだけど、ももちゃんの役に立ててるならよかったよ!

 でも、最初はももちゃん一人で書いてたよね。 そのときはなんで、その、小説を書こう・・・なんて思ったの? 私はそこが気になる!」

「そっすね・・・もう3年以上前の話だからあまり覚えていないっすけど」

「ん? 3年? あれ、私たちって今、高校生の設定じゃなかったっけ。 ももちゃんって中学生の頃から小説書いてたの!?」

「細かいことは気にしたら負けっす! 強いて言うなら私たちは永遠の高校2年生っす! で、なんのはなしだったっすか?」

「うん。 わたしは、ももちゃんが一人で小説を書いている様子を見て、しかもそれをネット上で公開しているって知って、すごい感動したんだ! だって、私だったらそんなことできない。 叩かれたらどうしよう。 評価されなかったらどうしよう。 そんなことばっかり考えちゃうと思う」

「まあ、うちもべつに、うちには文才があるー! とかおもってたわけじゃないっす。 強いて言うなら、ちょっと運動が得意とか、ちょっと数学が得意とか、そういう一つのジャンルとしてちょっと文章を書くのが好きとか、そのぐらいにしか思ってはいなかったっす」

「そっか。 でもももちゃん、国語のテストの成績はあんまりよくないよね・・・」

「そっす。 だからきっと、私が小説を書き始めたのは小説を書く力があったからじゃなくて、小説を書きたいと、思ったからってのが一番大きな理由っす。 書いてみたい話があって、書いてみたい気持ちが強くなって、書いてみたら・・・それを世に発信したくなったっす」

「でもやっぱり、わたしだったら怖くて投稿はやめちゃうな。 それこそチラシの裏に書いて満足するみたいに・・・」

「確かに、叩かれるのは怖いし、誰も見てくれないかもと考えることも怖いっす。 でももう一度よく考えてみて欲しいっす。 その恐怖の先に、何が待っているのかを、想像して欲しいっす!」

「恐怖の・・・先?」

「そうっす! 冷静に考えれば、小説の投稿はしょせん匿名で行われているにすぎないっす。 だから最悪、叩かれたとしてもうちらの体に直接傷がつくことはあり得ないっす!

 そして、もしかしたら――ほんの一握りの可能性だとしても――そこには、書籍化とか、そういう夢も転がっているっす!!」

「・・・そっか。 そうだよね。 存在しないかもしれない敵の姿におびえるぐらいなら、とにかく一歩でも前に進んでみるべきだよね!」

「そういうことっす。 そして願わくば、この一歩が次のステージに繋がることを願って・・・」

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