4回目! 春分の日
「こんっちわー! みもだよ^^」
「ちわっす、ももっす」
「「二人合わせて、みもももだよ(っす)」」
「いやあ、運動部の人たちは、休みの日だっていうのに学校に来て部活動やってるらしいよ! 休みの日だってのに大変だねぇ」
「そっすね。 だったら私たちは今、どこで話し合っているんっすかね」
「それはほら、あれだよ。 音声チャットとかで、自宅にいながら話し合っているんだよ!」
「なるほど・・・そういう設定、そういう時代なんっすね。 了解っす」
「ところで今日は春分の日なんだけど、ももちゃんは春分の日ってなんの日か知ってる?」
「・・・? 春分の日は、春分の日っす。 何言ってるんすか、この人」
「いやいや、そうじゃなくってさ! 春分の日って、どういう日なのか、知ってる?」
「ああ、そういうことっすか。 確か午前と午後の長さが同じ日だった気がするっすけど・・・」
「お、さすが詳しいねぇ! じゃあそんな桃ちゃんに質問です!
春分の日は、昼の時間と夜の時間、どっちの方が長いでしょう?」
「何言ってるんすか。 昼と夜の長さが同じ日が春分の日のはずっす・・・」
「ぶっぶー! はずれ! 答えは、昼の方が14分ぐらい長い! でした!」
「・・・? なんでっすか? 理由の説明を求めるっす!」
「えっとね、理由は某フリー百科事典に載ってるんだけど・・・難しくてよくわかんないや。 気になるんだったら自分で調べてみてね」
「なんすかその、無責任な・・・。 わかったっす。 じゃあ帰ったら調べることにするっす」
「ちなみにちなみに、春分日は国や地域によって1日ぐらい違いが出るらしいんだけど、理由はよくわからなかったよ!」
「まあ実際は、なんとなくはわかったけど説明するのはめんどくさいってとこっすね。 気になる人は勝手に調べて欲しいっす」
「もひとつちなみに、春分の日が祝日になるのは日本ぐらいなものらしいよ!」
「それはまあ、日本人は強制されないと有休も消化できない種族っすからね。 何でもかんでも祝日にしたくなる文化なんっすよ・・・」
「てかみもっちは確か文芸部以外にも運動部を掛け持ちしてたっすよね。 今日は参加しなくていいんっすか?」
「陸上部のことね。 あれはまあ、なんていうか陸上って結局個人種目なところがあるからさ。 平日は授業後にみんなで練習とかやってるけど、休日とかは割とドライなんだよね。 来たい人だけ来て勝手に練習するとか、仲の良い友達だけ誘ってわいわい練習するとか。 実際のところは一部の仲良しグループだけ来てる感じかな。 休みの日は」
「なるほど、誘われなかったんすね」
「失礼な! 私はももちゃんと違って友達たくさんいるから! いやむしろ、リア充と言っても過言ではないレベルだから!」
「はいはい、そっすねー。 みもっちはリア充っすもんねー」
「うぅ・・・、信じてないし。 まあいいけど」