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19回目! みもソロ回

「こんっちわー! みもだよ!」


「このまえ、私が参加できなかった時があったから、今度は代わりに私一人で話すことにしたよ!

 うわ〜、一人か〜。 緊張するな〜」


「でも、私はあらかじめ話す内容を考えてきたんだ!

 今日は、私がももちゃんと出会った時の話をしようと思うよ!」


「私がももちゃんに初めてあったのは、まだももちゃん小説家になろうに投稿する前なんだ。 私は、その時は流行りの漫画を読むぐらいで、本なんてほとんど読まなかったし、小説家になろうなんていうサイトがあることも知らなかったんだけど、部活帰りに教室に忘れ物を取りに帰る途中で、文芸部の部室で一人作業をしているももちゃんを見つけたんだよ!

 その当時はまだももちゃんも小説家になろうに投稿してたわけじゃなくて、まだ転生エラーに転生エラーっていう名前がつくよりも前の状態で、ももちゃんはその時確か、プリントアウトした小説の原稿に赤ボールペンで印を入れながら校閲作業をしていたところ・・・だったかな。

 ももちゃんとは同じクラスで、変わった雰囲気の子だな。 って思ってたこともあって、何をしているのか気になった私は、コンコン・・・って扉をノックしてももちゃんに「何してるの? 私も入っていい?」って聞いたんだ。 そしたら、ももちゃんがなんて返したかっていうと、「いいっすけど、ノック二回はトイレに人がいるかを確認するときの合図っす。 せめて三回ノックしたほうがいいっすよ」って言ってきたんだよ!?

 確かに、勉強にはなったけど。 でもそれ以上に「ああ、こいつヤベーやつだ」って思ったね、私は」


「で、ノックからもう一度やり直して文芸部の部室に入ると、ももちゃんが校閲しているプリントアウトされた紙の束が目に入ったんだ。 当然だけど、漫画じゃないし、挿絵も無い。 私は中学の時から国語の授業が嫌いで、思い返せば小説なんて、小学校の時に探偵物の推理小説をちょびっと読んだぐらいだから、読む気が引けてたんだけど、ももちゃんが「せっかくだから、読んでみるっす」って勧めてくるから、仕方なく原稿を読んでみることにしたんだ。

 で、読んでみたんだけど・・・正直その時はあまり「面白い!」とは感じなかったな。 っていうのもそもそも、私は小説を読むこと自体久しぶりすぎたせいで、その原稿が面白いのか、つまらないかの判断もできないレベルだったから。 そりゃ、私も高校生だから、読めないわけじゃないよ。 もちろん内容は理解できるんだけど、そのレベルが高いのか低いのか。 面白いのか、つまらないのかの判断もできなかった。 でも」


「でも、プリンターからプリントアウトされた原稿で読む小説は、すごい新鮮だった。 赤字で誤字脱字に印が打ってあるところや、一つの言い回しに「ああでも無い、こうでも無い」と、いくつものばつ印と改定案が書かれているところや、A4用紙の半分以上が赤線で引かれて、手書きで直しが書かれているのをみて、ただ私は、感じたんだ。

 ああ、すごいな。 って」


「私は、ももちゃんの原稿を読むまでは「部活に命を懸ける」ぐらいのつもりでいて、部活を真面目にやっていない人は学校生活をサボっているんじゃ無いかってぐらいにまで考えてたんだけど、そのA4用紙の紙束には、私が部活で頑張っている以上の努力が詰まっているように、見えたんだ。

 そして私は、気づいたらももちゃんに「私も、仲間に入れて!」って言ってて、ももちゃんも軽い調子で「いいっすよ」って言ってくれた。

 これが私とももちゃんの、出会い。 私は今でも、この出会いにだけは、感謝しているんだ!」


「その後、私が文芸部に入りたいって言ったら、ももちゃんは「運動部のエースが文化部なんかに入ったら大変っすよ」みたいな感じのことを言ってきて一悶着もあったんだけど、それはまた、別の話かな・・・」

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