15回目! 令和
「こんっちわー、ちわちわー! みもだよー!!」
「ちわっす、ももっす」
「「二人合わせて、みもももだよ(っす)」」
「みもっち、ついに新しい元号が発表されたっすね」
「うん。 平成もあと1ヶ月と考えると、感慨深いね・・・」
「そうっすね。 特に平成生まれのうちらからすると、初めて元号またぎを経験することになるっすから」
「別に、元号が変わるからって世の中の何かが変わるわけじゃないってことはわかってるんだけどね」
「こういうのは気分の問題っす。 何も変わらないと思っている人は何も変わらないっすけど」
「何かを変えようとしている人のきっかけには、なり得る。 そういうことだね!」
「ということでももちゃん、5月からは令和になるんだけど、令和での目標は何か考えてる?」
「そうっすね・・・。 平成は約30年続いて、昭和は50年以上続いたことを考えると、下手したら半生単位の目標を立てることになるっすが・・・」
「わたしはね、そろそろ正直に言うと、小説家になりたい! 今はただのワナビーだけど。 でもいつか、本物の小説家になりたいんだ!
もちろん、わたし一人でじゃなくて、ももちゃんと一緒にね!」
「いいっすね。 でもそのためには、とにかく沢山の書く経験を積む必要がありそうっす。 それにたぶん、もっと重要なのは書く以外の経験をいかに積めるか。 ってことっす」
「小説家だったら、たくさん書いた経験があるのはある意味前提みたいなところがあるもんね」
「そうっす。 この猛者の中で抜きん出るには、周りが持っていない武器を身につけるのが手っ取り早いっす」
「文章力が身につくかどうかは生まれつきによるところも多いけど、どんな経験を積むかは自分で選べる・・・はずだもんね」
「そうっす。 だからきっと、いかに外に出て、いかに遊ぶか。 完全インドア派なうちが言うのも変な話っすけど、それが重要だと思うっす」
「でもももちゃん、わたしはインドアな趣味も重要だと思うよ! 例えば本を読むとか、ゲームをするとかでも、それはそれで武器になると思うんだ!」
「なるほど・・・っす。 つまりむしろ重要なのは、何をするかの内容じゃなくて、その濃度ってことっすね」
「それにしても、令和・・・かぁ。 なんかしっくり来ないよねぇ」
「そうっすか? うちはそこそこ、アリかなって思ってるっすけど・・・」
「だって、令和ってことはイニシャルはRだよ? ということは、令和15年に生まれた人は生まれれた瞬間からR-15を背負うことになるんだよ!?」
「そんなこと、気にしないと思うっすけど」
「でもでも! 令和18年生まれの人は、生まれた時から死ぬまでR-18が肩書きにつくんだよ! エロくない!?」
「いやいや、別にエロくはないっす。 むしろそんな発想をするみもっちの方が・・・」
「私たちは高校生だから、年号またぐのは初めての経験なんだけど、今30歳以上の人はすでに一度経験しているんだよね。 昭和から平成に変わるときも私たちと同じようなことを考えていたのかなぁ・・・」
「そうっすね。 みもっちも今は令和に違和感を感じているかもしれないっすけど、きっと数年もしたら当たり前になるっすよ」
「そんなもの・・・かなぁ。 」
「やっぱり、なろうとは言え作家たるもの新鮮なネタには食いつかざるをえないよね!」




