3話
会話の書き方を守「」っていう感じにしてみました
塚原「これで今日の部活動体験を終了する。帰ったら柔軟をしておくように」
部長がそう言うと新入生は各々に帰り出した
守「俺達も帰るか」
鷹「そうだな」
真凜「そうね」
俺達も帰宅しようと体育館の出入口へ歩いていると
塚原「ちょっとすまない」
部長に声をかけられた
塚原「Fチームの魔法使いは君で合ってるかな?」
真凜「はい そうですけど」
塚原「ちょっと話があるのだがいいかな?」
真凜「いいですよ 2人とも先帰ってていいよ」
守・鷹「了解」
そう返事すると俺達は体育館を出て帰ることにした
帰宅中は真凜と部長の会話を予想しながら帰った
鷹・真凜「おはよー」
守「おはよう 相変わらず早いな」
真凜「あんたが遅いのよ」
守「時間ピッタリだから遅くはないはずだろ」
真凜「私たちが早く来るの知ってるんだからもうちょっと早く来なさいよ」
鷹はともかく真凜は集合時間の10分前には必ず来ている。鷹は俺より時間にはルーズなため一緒に行く時は真凜が迎えに行っている
鷹「そんな言い合いしてると遅刻するよ」
守「そうだな 行こうか」
俺達は昨日の試合についていろいろ話しながら登校することにした
真凜「昨日の試合で思ったんだけど職業って絶対に決めないとダメなの?」
鷹「そういう訳では無いけど職業なしだと職業ありの敵に対してステータスで負けてしまうんだよ」
真凜「そんなに変わるの?」
守「結構変わるぞ 昨日真凜が使ってた魔法使いだと魔法系のステータスが高いし俺が使ってた暗黒騎士は攻撃力特化とかな」
鷹「そういうこと 職業なしだとステータスが全て平均的になるから相当上手くないと勝てないんだ 例外も稀にいるけどね」
守「だから職業なしで戦うやつは変人くらいだな」
真凜「そこまで言われるんだ 私はとりあえず遠距離から極めていくわ」
守「まーそれが1番勝率高いしな」
俺と鷹は真凜の疑問について答えながら登校することになった
学校に着いた俺達は教室に向かっている時忘れていた疑問を真凜に問いかけた
守「そういや 昨日部長と何話してたんだ?」
真凜「あーあれね 私が初心者かどうかと部活に入るか聞かれただけだよ」
鷹「まー大方予想通りだね」
守「流石にあの火力は見逃せないか」
鷹「それで真凜はなんて返事をしたの?」
真凜「取り敢えず他の部活も見てから決めますって言っておいたよ」
鷹「まー他の部活でも面白いのあるかもしれないもんね」
真凜「そういうこと だから今日からはほかの部活の体験に行くわ」
守「なら俺も運動部見てこようかな」
鷹「そういうことなら僕もほかの部活見てくるよ」
今日から体験期間は各自で部活を探すことにした
俺は運動部、鷹は興味のある運動部からコンピュータ部やアニ研など、真凜は文化系など見て回るようだ
俺と鷹はARS部で決めているが入部してしまうとほかの部活は見に行きにくくなるので今のうちに見ておくことにする
そんなことを話していると教室に着いたので席に荷物を置くとチャイムがなった
まだ学校が始まって2日目なので今日も午前中授業だ
先生「今日のHRは学級委員を決めたいと思います。まず委員長から決めていきます。」
そう言って先生は黒板に役職を書き出した
先生「立候補者はいませんか?」
守「(まじか まだクラスメイトの名前も覚えられてないのに学級委員なんてやりたがるやついるのか?)」
「はい 立候補者いないなら自分がやります」
なんといきなり候補者が出てきた。手を挙げたのはいかにも正義感の強そうな感じがするイケメンだ。どこかで見たことあるような見た目だが名前が出てこない
先生「勝竜寺くんでしたね 他に立候補者はいませんか?」
守「勝竜寺って凄い名前だな」
俺が小声で鷹に話しかける
鷹「しかも立候補するなんて凄いね」
鷹も小声で返してくる
先生「他に立候補もないようなので委員長は勝竜寺くんにお願いします。ここからの進行は委員長にお願いします」
まじかいきなり任せて大丈夫なのだろうか?
勝竜寺「委員長になりました勝竜寺 誠です。よろしくお願いします。では早速副委員長を決めたいと思います。」
いきなり任されたのに勝竜寺は堂々と進行しだした
副委員長は男女1名ずつ出さなくては行けないようだ
勝竜寺「いませんか。ではほかの役職から埋めていきたいと思います。」
そう言ってほかの役職を埋めて行った。副委員長以外は埋まった所でチャイムが鳴ってしまった
先生「では役職決めはここで1度終えますが授業終わりにまた決めましょう。今日の1時間目は施設見学です。先生が先導しますので皆さん着いてきてください。委員長皆さんを並ばせてください」
そう言うと先生は廊下へ出ていった
勝竜寺「じゃーみんな廊下に出て並んでくれ」
いきなり仕事を押し付けられても委員長は面も喰らわず動き出した
鷹「疲れたねー」
守「ここの学校大き過ぎないか?」
鷹「かなり広いね。」
俺達は施設見学を終えると教室に戻り一息ついていた
この学校は自然を生かすためか特別教室が離れたところにあったりとかなりめんどくさい
ちなみに真凜は昨日の筋肉痛のせいかかなりしんどそうだ
勝竜寺「みんな、疲れてる所悪いが副委員長を決めたいと思う。誰か立候補者はいないか?」
委員長の問いかけに誰も応えない
勝竜寺「もし立候補者がいないとこちらから指名することになるけどいいかな?」
指名制になると委員長に面識のない奴らは指名されることがないので有難い、多分勝竜寺の知り合いか同じ部活のやつになるだろう
そんなことを考えていると委員長がこちらを見てきた
守「(やばい)」
目が合ってしまった俺は素早く目をそらすが
勝竜寺「じゃー本城くんと船岡さんにお願いするよ」
守・真凜「えっ!?」
まさかの真凜も指名されて驚いていた
勝竜寺「じゃーよろしくね」
委員長はそう言うとイケメンな笑顔でこちらを見ていた
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