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ニ話~勧誘~
総が目覚めると見慣れない天井が見えた。コンクリートでできている。壁は冷たく、窓もなさそうだ。電気は豆電球のみ。
『ここは・・・?』
左を見ると、腰に剣を持ち、2ブロックの髪。見覚えのある顔だ。
『やっと起きたか、さっきはすまなかったな。もう全員救助したかと思ったよ。グールに狙われるのも厄介だし気絶させたよ。ところで、良く君達グールに襲われなかったな、それに私が通らなかったらどうなっていたんだろうな。全く悪運が強い子達だね。』
『あ、助けてもらってありがとうございます!!グールとは・・・?それにここは?冬愛は!?』
男はため息をついた。
『全く。起きて早々質問責めか。グールは町に大量発生している化け物のことだ。ここはその化け物を倒している奴らの基地だ。他にも化け物はいるよ。犬みたいなやつだったり鳥のようなやつもいるよ。冬愛?君の妹さんのことなら別室で違う人が看護しているよ。ちなみに私の名前は佐村 健介だ。よろしく。』
『ああよかった。冬愛は無事なのか。俺は沖田 総です。』
『唐突で悪いんだけど・・・君も化け物討伐に協力してくれないか?』