一話~出会い~
2050年。二塁高校一年生、沖田 総。入学して三日目である。
物作りが好き。
~朝~
7:00
総が起床した。外は曇っていて、雨が降りそうな雰囲気だ。
『ふぁあ~おはよー。今日の朝飯は...ん?作り置きか母さん朝早くから何やってんだ...』
『おにーちゃんおはー』
『冬愛、おはよーお前は中学生でいいよなぁ』
沖田の妹、沖田 冬愛である。中学二年生だ。
『中学も大変よー?ま、そこらへんの高校生とはちがうからね』
そう、冬愛が通っているのはエリート中学のだ。
『うるせーなぁ俺は普通ですよはいはい。つか母さんは?』
『確かにいないね』
何気ない会話をしていると
市民A『キャーーーーーー!!!』市民B『なんなんだ!?』市民C『化け物だぁぁぁぁ!!!!!』
外でものすごい悲鳴が聞こえた。正義感が強い総は勢いよくドアを開ける。
沖田『!!?なんだ?』
ドアを開けると...体長約2m、狂気の笑みを浮かべ、長い手、爪をもった化け物が市民を襲っている。
沖田『...!?なんなんだ!?』総は一瞬硬直した。だがすぐ正気を取り戻し、家に戻り、冬愛に状況説明をした。
冬愛『...じゃあさっきの悲鳴は...』
沖田『ああ、近所の人たちだろう。』冬愛は状況整理を迅速にし、
『学校に行きましょう。お兄ちゃんの二塁高校に。そこになら人もいると思うの。それに私の中学はここからバスで行かないといけないもの』
『よし、行くぞ』
兄弟で外に出る。
~二塁高校前~
『よし。もう大丈夫だな。』油断した総に化け物が襲いかかる
『おにーちゃん後ろ!!!!』
『!?』総は急いで後ろを振り返った。化け物が自分の首目掛けて長い爪で攻撃しようと、襲いかかってきている。総は自分の命の終わりを覚悟した。目を閉じ、自分の首が切れるのをまった。...が、化け物が一瞬でバラバラになった。
総と冬愛は一瞬何が起きたのかわからなかった。
総はなぜ、生きているのかわからなかった。
化け物の前にいたところには刀を持った20歳前半の男がたっていた。
『生き残りか!!すまん!話はあとだ!』といい謎の男は二人を気絶させた。