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四話

ロマリーはさよならをしたあと、すぐに出かける準備を始めた。


「今ならまだ明るいし、大丈夫よね」


咳をコンコンさせながら向かったのは森の中。

ロマリーは、着くとすぐに背中に背負ってきた大きなカゴを一旦下ろし、その中に小枝を集めだした。


「早く集めないと」


森の中は夜になると危険だ。お腹のすいた狼たちが私達を襲ってくる。特にロマリーのような小さな子供はひとたまりもない。そのことを幼いころからロマリーも教わっている。それを分かっていながら取りにきたのは、ひとえにビルの喜ぶ顔が見たいがゆえだ。

彼女は急いで自分が持って帰れる量を集めた。


「よし、こんなものかな」


集めだしてから30分。そろそろ日も暮れ出す頃だ。ロマリーは疲れた体を振り絞り、家へと戻っていった。

その日の夜は風邪で寝込んだが、心は達成感でいっぱいであった。


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