見てしまった現実と、終わらせてしまった私
見てしまった現実と、終わらせてしまった私
初めて、学校をサボった。どうしていいか分からなかった。
突き放したレオの、傷ついた顔を見るのは二回目。でも今回は前回とは違う。前回はどうしようもなくなって出た言葉。今回はわざと出した言葉。
レオにだって、何か理由があることぐらい分かってる。今までしてくれたこと、くれたもの、向けてくれた顔や言葉。全部が嘘だったなんて思ってない。でも、セラはずっと不安だった。レオはそのことを隠していた。それがショックだった。過去のことだって分かっているつもりでいた。沢山女の子と遊んで、抱いたことがあることぐらい、分かってたはずなのに。いざ目の前に突き付けられた現実は分かっていたはずのことを一気に現実にしてしまった。レオが、あの女の子たちに触れて、キスをしたんだと思うと耐えられなかった。
私がレオとしてきたことなんて子供の遊びでしかなかったのではないかと疑ってしまう程に。
部屋から出てこないセラをライが心配してご飯を前に置いてくれた。
食べるご飯は味がしない。
これで、終わりなんだろうか。レオにしてもらったものも、何も返していないどころか別れるなら返さなくちゃならない。そしたらまた前の生活に逆戻りだ。
でも、その方がいいのかもしれない。今までが分不相応だっただけで。あの女たちの言う通りなのだ。大して美人でもない私が、レオみたいな人に本気で愛されるなんて。
ふと、全てがどうでもいい気がした。続くものなんてない。そんなの分かっていたはずなのに。
レオに出会って甘えてしまった。愛されたいと、願ってしまった。この関係がずっと続くかもしれないだなんて淡い期待を抱いて。
馬鹿みたい。
心の声が、部屋にこだました。




