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王弟が愛した娘ー音に響く運命ー現代パロ  作者:


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抱かない理由

抱けない理由

「はあ……」

帰った部屋で一人、吐くため息に答える声はない。

頭から追いやろうとしてもセラの姿が浮かぶ。いつも柔らかくて穏やかなセラがキスした時、熱っぽい顔と声でレオを見るて、声を上げる。その姿はその先を求めているようにも見えて、己の理性の限界をひしひしと感じていた。

欲に負ける男だと思われたくない。ましてや遊びだとも。これがしょうもないプライドなのか、意地なのかレオには最早分からなかった。多分、怖いんだと思う。抱いた瞬間、セラを今までの女と同じように扱ってしまう気がして。

シャッツェルが土曜日、嬉しそうに出かけて行った。帰ってきたシャッツは楽しそうにセラと行った場所について話した。フェルも再来週セラと出かけるそうだ。セラは家族にも馴染んできている。

来週は海に行く。最近、セラの家から足が遠のいていた。行ったら、手を出してしまいそうで。

セラはきっと不思議に思っているだろう。仕事が忙しいという言い訳を、信じているのだろうか。

また、不安にさせていたら。

でも不安にさせた理由をなんて言えばいい?

答えのないまま、海へ行く日は明日へと迫っていた。

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