ジーナ襲来、くしゃみする男
申し訳ありません。昨日やらかしていたようで一話抜けていました。
ジーナ襲来、くしゃみする男
大衆の注目の元、羞恥を胸に車に乗り込むと、隣でハンドルを握り、サングラスをかけたジーナはさながら女優のようだ。
「急に悪いわねえ。でもレオが悪いのよ。セラちゃんの家に行ってばかりでうちに連れて来てくれないじゃない。」
「すみません....」
「私だって未来の娘とお出かけしたいのよ。それにこの間見たわ。あの服の少なさは女として致命的よ。今日は覚悟なさい。」
「は、はあ.....」
「フェルとシャッツも来たがったんだけどね、あの子達まで来ると煩くてゆっくり出来ないでしょ。あの子達とはまた出掛けてやって頂戴。」
「シャッツが可愛いアクセの店があるから行こうと言っていたんですが、いけてないですね。連絡先交換しておけばよかったです。」
「あら、してなかったの?なら今日フェルとシャッツの渡しておくわ。」
「ありがとうございます。助かります。」
「さて、一軒目から行くわよ!」
勢いがおかしい。どこかに殴り込みにでもいくみたいだ。
「レオとはどう?あの子、急にキッチン使い出したのよ。私の領分に入ってくるなんて、どういうつもりかしら。」
そういうジーナは楽しそうだ。大方息子の理由に気づいているのだろう。
「先日は美味しいシチューを作ってくれました。」
「あら、やるじゃない。次はお菓子作りに励むんですって。あの子がどんどんインドアになっていくわね。」
「それはいいんでしょうか....?」
「あれは外行くとおかしくなるタイプだから今ぐらいが丁度いいのよ。今日はヤケクソでクシェル辺りとゲーセンでも行ってるんじゃないかしら?」
「ああ....言ってましたね。たまに制覇するって。」
「無駄に器用なのがねえ。何だかムカつくのよ。」
「それは分かります。」
「もっと言ってやって。セラちゃんの言うことには逆らえないわ。」
「私はそんなに優しい方ではないと思うので大丈夫です。」
「そこがいいところだわ。さ、着いたわよ!」
「くしゅん!」
「あれ、レオ風邪引いた?こんな夏に」
「引くわけないだろ。絶対噂してやがる.....」
「女2人。何話してるのか聞いてみたいところだね。」
「お前こそいつも尻に敷かれてるだろうが。」
「レオほどじゃないね。それに案外可愛いところもあるんだよ。」
「お前の事情はよく分からんが....女3人が4人に増えたら敵うわけなかろう。」
「レオはたまに古風になるのなんなの?ま、勝ち目はないね。大人しくUFOキャッチャーでもやる?」
「アザラシか......待ってろよ.....」
「なに、セラアザラシ好きなの?」
「.......そうだ。」
「恋に落ちた男は面白いなあ。俺も何か取って行ってあげよ。」




