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変わった男
変わった男
「レオくん、今日一緒に遊ばない?」
甘ったるい声で誘ってくる女の声に苛立った。
「悪い。気分じゃない。」
「最近冷たくない?なんで?彼女でも出来たの?」
「出来たかもな?遊ぶことはないから諦めろ。」
最低な男だと言う自覚はあった。一度抱けばどの女も自分が彼女だと勘違いする。あの女もそうだ。今までは適当に誘いに乗っていたレオが一切乗らなくなったことは瞬く間に広がり、女たちは徐々にレオから離れて行くようになった。
「自分がやってること、最低だって自覚ある?」
「...ある。」
「まあせめて本命には一途でよかったよ。今日はシャッツェルと出かけるんだろ?」
「ああ。また明日な、クシェル。」
「うん、またね。」




