表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
この連載作品は未完結のまま約4ヶ月以上の間、更新されていません。

『コロと宇宙のビー玉』 ~"わたし"をめぐる、痛みと再生の冒険~

作者:ココマイ
32歳の向葵(あおい)は、仕事も恋も中途半端で、将来への不安と自己肯定感の低さに苦しんでいた。5歳年下の恋人・凪(なぎ、27歳)との関係も、見えない壁を感じている。人生に行き詰まりを感じていた時、湖岸で拾った「ひび割れたビー玉」が、彼女と凪、愛犬コロを、有無を言わさず異次元の宇宙(ソラ)へと誘う。

それは厳しい試練の始まりだった。心の闇が増幅される「こだまする自己否定の谷」、忘れたい過去と向き合う「底なしの闇の洞窟」、感情が音となり調和を求められる「忘れられた音色の森」。訪れる先々で、二人は自身の弱さや傷、関係性の歪みと対峙させられる。時には隔てられ、時にはぶつかり合いながらも、互いを信じ、支え合い、それぞれの痛みを乗り越えていく中で、二人の絆はより深く、本質なものへと変わっていく。

旅の終わりに、彼らは世界の調和を脅かす「心の闇」と対決し、互いの不完全さを受け入れ、心を完全に響き合わせることで、ビー玉の真の力を解放し、危機を乗り越える。

元の世界に帰還した二人は、以前と同じ日常の中にいた。しかし、彼らの内面は大きく変化していた。不安や弱さが消えたわけではない。だが、それらを抱きしめたまま、ありのままの自分を受け入れ、互いを尊重し合い、ささやかな日常の中に確かな幸せを見出すことができるようになっていた。これは、完璧ではない自分を愛し、痛みを通して成長し、真の繋がりを見つけ出すまでの、魂の再生の物語である。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ