他人の人生に勝手に思いをはせる午後
本人が進んで話し始めたわけではなく
ごあいさつ程度で会話を始めたところで ずけずけと「家庭の事情」について質問を始め
情報を受け取る毎に「まぁかわいそう」「あら大変」という言葉を時々の笑顔とともに嬉々として吐き続ける
60代 もしくはそれ以上の年代の方だったんですけど
いやいや そんな年齢になられているにも関わらず
卑しく 語彙力もない貴方の人生がかわいそうで
一緒に生活されているご家族の方が(いるのかどうか存じ上げませんがいるのであれば)大変なんではなかろうか
と
コーヒーを啜りながら他人の人生に勝手に思いをはせる午後 (だって勝手に耳に入ってくるんだもの)