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異世界の親が過保護過ぎて最強  作者: みやび
第二章
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第59話 この空気どうするの

いつも読んで頂きありがとうございます!


前回、団長が軽率な行動を取ってしまいましたね。


では、どうぞ!!

俺達と向こうとの空気は険悪になっていた。


普通に話し合いをしていれば、こんな事にはならなかっただろうに。


何で、そう……

答えを急いで出そうとするのかな。

こっちにだって考える時間くらいくれよ。

これで、信用は地の底どころか地獄の底にまで落ちたよ。

一緒に行動したりする協力は選択肢から消えたな。

でも、情報は欲しいんだよな……

うん、難しいな。


誰も何も言葉を発しない、静寂した空気。


そんな空気を破ったのはニーナだった。


「このままじゃ(らち)が明かないから、賭けで決めるのはどうかなっ!」


この状況で賭けかよ!

この人、本当に状況分かってる!?


「賭け?」


ネロが眉をピクリと動かし、問い掛けた。

それに対し、ニーナは懐からカードを取り出す。


「そう!このカードゲームで勝負するんだよ!」


取り出したカードは以前教えて貰った“フォルテ”のカードだった。


ラルフがカードを受け取りながら言葉を投げ掛ける。


「勝負の内容はー?勝ったら負けた方の言う事を聞く……とかー?」


「それだと、君達は勝負を受けてはくれないんじゃないかな!」


「そうだねっ!」


二人は笑顔で会話を続けていく。


なんか、怖い。


「まず、君達が勝ったら、私達三人は二度と君達と関わらない事を誓うよ。それで、私達が勝ったらサム様と話して欲しい。協力するかどうかは、その時にまた決めてもらっても良いよ!……ね?団長もそれで良いよね?」


ニーナは振り向きエヴァンにウィンクをした。


「ん?……そうだな。それで構わない。」


「君達の方はどうかなー?」


エヴァンはニーナに答えた後、ウィルに耳打ちをするとウィルは食堂から出ていった。

その間に、ニーナは俺達に質問を投げ掛ける。


条件的には悪く無いと思うんだけど。


ネロは大きなため息を吐き、ラルフはナゼか笑い出した。


どうした、ラルフ。

ついに壊れたか?


「あははははは!僕は勝負を受けた方が()()()()かなって思うなっ!」


「そうだな、その方が()()()()だな。俺はルディの二の舞になりたくないしな。」


「あははははは!僕もだよー!」


え!?

なに!?

今までの流れで何がどうなってそうなったの!?

分かって無いの俺だけかよ!!

説明してくれよ!!

頼むからさ!!


「ルディは?」


何の説明も無しにネロが聞いてきた。


いや、俺には何が何だかさっぱりなんだけど。


「二人が良いなら良いよ。」


と言う他無いと思う。


「じゃあ、勝負を受けてくれるんだねっ!」


ニーナは両手を叩いて笑顔で喜んだが、ネロが人差し指を立て、ニーナに問う。


「一つ条件を付け足してくれたらな。」


「ん?なにかなっ!」


「俺達が勝った場合……俺達が求めた情報を開示(かいじ)すること、だ。」


なるほど!

同じ目的を追っているんだから、それなら情報だけ貰えるなっ!

ネロ!

頭良い!!


「ん~……それは、どうなのかな?……ね?団長はどう思う?」


話を振られたエヴァンは腕を組み、少し悩んでから口を開いた。


「機密事項もあるからな……。どんな内容かにもよる、だろうな。欲しい情報の内容を聞いても良いか?」


「……今は言わない。」


え、今言わないの?

まぁ、ネロにはネロの考えがあるんだろうな。

俺には分かんないや。


「そうか、なら……俺達に出来る分だけの、伝えられる部分だけの情報の開示……になるが、構わないか?」


「それで良い。」


エヴァンは少し悩みながらも言葉にすると、ネロはそれを受け取った。


「よしっ!決まりっ!!さあ、勝負しようかっ!!」


ニーナは元気良く宣言すると、勝手に椅子を持ってきて俺達のテーブルに座る。


気を効かせてくれたのか、店員が料理の乗っていない皿を引き取りに来てくれた。


こういう心遣いって嬉しいな。


料理の乗っている皿があるものの、スペースの()いたテーブルにカードが置かれる。


「私、“フォルテ”は得意なんだよねー!勝負は何回勝負にする?あ、そっちは三人だから一人一回の三回勝負でも良いよ!」


「……何回勝負でも良いが、そっちは、あんた一人でやるのか?」


ネロがニーナに問い掛けると、ニーナはエヴァンを(ゆび)()し笑顔で答えた。


「そうだよ!団長は正直者過ぎて弱いんだよねっ!」


「……俺が弱い訳じゃないぞ。ニーナが強すぎるだけだ。」


エヴァンは少し不貞腐(ふてくさ)れた様子で抗議する。


「うん!それで良いよ!私が勝負して良いよね?」


「初めからそのつもりだっただろう……。」


エヴァンの発言をニーナは笑顔で(かわ)し、エヴァンは苦笑しながらも答える。

ニーナはエヴァンとの話が終わると、俺達に向き直った。


「と、言うことで、私と勝負しよっ!そっちも誰か一人でも良いよ?」


そう言われても、難しい所だな。

俺とラルフは、この前初めてやっただけだから、得意かどうかも分からないし。

ほぼ、俺とラルフは未経験者に近い。

ネロは経験者だけど、前の感じを見てると、強いって印象は無いんだよな。


「俺達は一人一回ずつの三回勝負で良いんじゃないか?」


俺が、ネロとラルフに提案すると二人とも頷いてくれた。


「そうだな、それで良いんじゃねぇか?」


「うん!なら順番はどうするー?」


「俺からやる。」


「じゃ、僕はネロの次ーっ!」


「俺が最後かよっ!!」


流れる様に順番を決められ、言葉に乗り遅れた俺が一番最後になってしまった。


いや、良いんだけどさ!

最後って、すげぇプレッシャーなんだけど!!


そして、相手はニーナに対し、ネロ、ラルフ、俺の順番で勝負する事になった。




















険悪な空気って本当にどう切り抜けるのが正解なんでしょうね(笑)


ゲームみたいに目の前に選択肢が出て来てくれたら楽なんだけどなぁ。


次回は、ゆる~くゲームをしています(笑)

休日にゆっくりまったりゲームしてリフレッシュしよう!(笑)


では、また次回宜しくお願いします!

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