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異世界の親が過保護過ぎて最強  作者: みやび
第二章
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第39話 遭遇

いつも読んで頂きありがとうございます!


前回は仲良し三人組が仲良しに戻って良かったです!

三人組での楽しい道のりになると良いですね。


では、どうぞ!

俺達三人は森の中を進んで行く。


深淵(しんえん)の森は奥に行けば行く程、人が入って来ない為、道が無い。

逆に森から出ようと外へ向かえば、徐々に道が出来てくる。


と言っても道らしきモノだが。


今向かっているのは、人間の国〈リシュベル国〉に続く道。


すると、並走しているネロが口を開いた。


『ルディはまだ森の外に出た事が無いんだよな。』


『父さんと母さんに止められてたからね。それがどうした?』


『いや、まぁ……人間の常識は知らないんだろうなって思ってな。』


言葉を(にご)しながらネロは失礼な事を言ってきた。


前世は普通に人間してたからな!

普通に人間って意味分からんけどっ!

でも、前世と今で人間の常識が一緒なのか怪しいんだよな……。


『あはは!だって、ルディだもん!しょうがないよ!!』


ちょっと待て、ラルフ。

俺だからしょうがないって何!?

俺、今まで非常識な事をした記憶が無いんだけど!


たわい無い会話をしていると、【索敵】に魔物以外の反応が示された。


『……ネロ、ラルフ。』


俺の言葉に二人は(うなず)くと、近くにある木の上に飛び移り、そのまま俺達は隠密の魔法を見に(まと)わせ、息を(ひそ)めて、その姿が見えるのを待つ。


姿が見えるよりも先に話し声が聞こえて来た。


「ねぇー!何でまた此処(ここ)に来なきゃいけないのさ!」


「そう、お告げがありましたので。」


「前回の失敗も踏まえて準備したから、今回は大丈夫だろ。」


「ここから先、奥に行く程魔物共は強くなるからな!気を付けて行かねぇと。」


「もう、前回の様な失態はしない……。」


「あれは俺達を守る為だったじゃねぇか。」


「いや、それでも……」


「二人とも、それくらいにしろ。……前回は目的の人物に偶然にも会えたが、今回も会えるのか……。」


「お告げでは、今日森に入れば会えるとありましたが……。」


「っつっても、姫様まで来る事はねぇと…………」


わいわいと騒がしい五人組。


魔物がいるというのに、そんなに騒いでて良いのだろうか。


その五人組は以前ラルフと追いかけっこしていた人間だった。


俺は声を潜め、相手に聞こえない声でネロとラルフに問いかける。


『……どうする?』


『あの人達、僕、前に会った事があるよーな?』


『どうするっつってもな……無謀な人間だから(ほう)っておいても良いんじゃねぇか?』


『でも、放っておいたら』

『生きて帰れるか五分五分だな。』


俺の言葉にネロは被せて来た。

ネロはその人間を見て一考してから、ラルフに声を掛ける。


『そういや、ラルフはあの人間を知ってんのか?』


『うん!この前一緒に遊んでたー!』


『……ラルフが一方的に、な。』


『……ラルフ。お前馬鹿だろ。』


『えぇー!?ネロまでそんな事言うの!?』


『あの人間が誰だか知らないのか?』


『しらなーい!』

『……ネロは知ってるのか?』


『俺を誰だと思ってるんだ?』


ネロはネロだと思う。


不適な笑みを浮かべたネロは姿が見えて来た人間を一人一人(ゆび)()しながら説明してくれた。


『あの長剣を持っている男が騎士団長。その隣にいる大楯を持っている男が騎士団長補佐。杖を持っている女は期待のホープと言われている魔術師。そして長剣を構えている女がエルフ族の魔法剣士。』


『へぇ、エルフ族がいるのか。』


『他の四人は人間だがな。』


『ふーん……。』


『さっき説明した四人は()()()()()()強いって言われている奴らだな。ただ……』


『?』

『どーしたの?』


『あの四人に守られる様にしている女が……俺の見間違いで無ければ王女様、なんだよな……。』


『…………。』

『…………。』


はぁ!?

王女様!?

ビックリし過ぎてラルフまで黙ってるじゃん!


『何で王女様が?てか、どこの命知らずな王女様だ。』


『…………俺達が向かっている〈リシュベル国〉の、だな。』


『……まじかよ。』

『……えぇー!?』


驚き過ぎて言葉が出ない。

だが、ネロはどうでも良さそうな声で話を続けた。


『俺はあいつら人間がどうなっても良いんだけどな。……ルディはどうしたい?』


『俺もどうでも良いって言ったらどうでも良いんだけど……』


『けど?』


ネロは俺に決定権を(ゆだ)ねていた。


何かが引っ掛かるんだよな。

またこの人達に会ったのは偶然なのか……。


カルロスの言葉を思い出してみる。


────その時、時期がくればルディを導いてくれるだろう。その瞬間を逃さぬ様にしてくれれば良い。

────すでに人間との(えにし)があったようだしな。

────すぐに分かる時が来る。


人間との(えにし)ってこれの事なのかな……。

他に知り合った人間もいないし……。

もしそうなら、その瞬間を逃すなって言われている以上、無視出来ないんだよな……。


俺はネロの(うなが)しで、少し考えてから答えを出す。


『放っておいたら駄目な気がするんだよな……。』


『…そうか、ルディがそう言うならそうなんだろ。』

『そーなの?ルディがそー言うならそうしよう!』


二人とも無条件に俺を信用し過ぎでは無いですかね?


俺は嬉しさで口元が緩むのを堪えて、五人組の前に降り立つ。

続いてネロ、ラルフも俺の両サイドに降りた。


突然現れた俺達に人間は臨戦態勢(りんせんたいせい)をとる。


「ななななな!?どこから!?」


「気配も何も無かったぞ!?」


慌てた様子の声を出す、杖と大楯の人間。

俺達は動揺が収まるのを静かに待った。


















人間さんはいつも賑やかだなぁ。


王女様活発過ぎる(笑)


お告げで言われてたらしょうがない……よねっ!(笑)


また次回よろしくお願いします!

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