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自称神様のイケメンとの出会い

初作品なので、よろしくお願い致します!!

白い、とても白い世界に私は居る…って、ここどこ!?

現在、26歳、独身、恋人居ない歴=年齢、最近ではBLに目覚めて来た残念な女だ、良しそこまではOK。


そして何故にこうなった。


私の今居るのはそれはそれは真っ白な空間、私以外に人影は見受けられない。


「あのー、すみませーん」


後ろから棒読みで呼びかけて来る声がする、さっきは人影なんかしなかったけど…見落としたか?

とりあえず後ろに振り返り、呼びかけて来た人を見る。


「いやー、ホントすみませーん、僕の不注意で貴女の事を殺しちゃいましたー」


「…………………はぃ?」


いやいやいや、何を言ってんだよ、この人は、しかも何気にイケメンだし、しかも神々しい感じするし、何?このイケメンは神様なのか?


「あ、良く分かりましたねー、その通りですー」


ピンポンピンポーンと口ずさむ自称神様の残念なイケメン…、可哀想に、理由は分からないが、この自称神様のイケメン(恐らく20代前半)は恵まれなかったのだろう。


「いや、勝手に同情しないで下さーい、てか、僕は本当の事を言ってるだけですからー」


そんな事を言われても…、そこまで考えて、ふと気付く、ここまで一切声に出して居ない事に。


「あ、それの事ですかー?僕は読心術も使えるから、貴女の心の声も聞こえるんですよー」

「へー…流石、自称神様を名乗るだけは有る」

「自称じゃありませんってー、もう時間が無いんで手っ取り早く説明しますよー?」

「どうぞ?」


とりあえず、何かしらの説明はしてくれるそうだから、大人しく聞いて見ようと思う……け、決してイケメンだからとか、そう言うのじゃ無いからなっ!?


「いや、ツンデレ要素をぶっこまれてもー…あ、説明を始めますねー

とりあえず、せ?せだい?え、とー…」


恐らく私の名前が読めないのだろう、戸惑ってる姿は何とも保護浴を湧きたてる、じゃなくて助け舟を出してやらなくては


「ちよはら、数字の千と代役の代と原っぱの原で千代原、ついでに言うと下の名前はさくや、咲くの咲に夜明けの夜で咲夜」


苗字だけではなく、下の名前も告げる、流石に下の名は読めただろうが一応教えて置く。


「そうそう、で、いきなりですが千代原 咲夜さん、貴女は数刻前に死にましたー」


「…えぇっと、うん、ごめん、理解できないし、したくもない」


顔を俯かせながら言う私、いやいやいや、ありえないでしょ、だって今さっきまで私は寝てた筈だし。


ホント、なんなんだろうか。


「いやー、寝ぼけてて…つい」


「つい、で殺されたのか私は!?」


思わずツッコミを入れてしまう私、いやだって…つい、とか人の命を何だと思ってるんだ。

「このままだと僕は上司に怒られるんでー、バレる前に異世界に転成させてあげますよー」

「神様に上司とか居るんだね、そして不注意で死ぬとか、異世界転成トリップとか王道じゃね?」


少なくとも、私はそう思う。


「気にしたら負け、スランダンク…でしたっけー?その登場人物も言ってたじゃないですかー」


「スランダンクって何だよ、スランじゃなくてスラムだよ、後…気にしたら負け、じゃなくて諦めたらそこで試合終了だよ、だからね?そして気にする事を放棄してはいけないと思うんだが」


「ノープロブレムですー」


いやいやいや、どこが問題ないんだよ。


「それよりも貴女の願いを3つ言って下さーい」


「そんな事を言われましても…」


うぅ"ん…、あっ、そうだ


「私、と言う記憶を人から、世界から、消してくれないかな?」


「…良いんですかー?そんな事をしたら貴女の存在が忘れ去られる事になるんですよー?」


「良いよ、私についての記憶が無ければ、悲しむ人が居なくなるし、ほら、人の泣き顔とかホンット気持ち悪いからさー♪」


泣き顔とか嫌いなんだよなぁ、


「………分かりましたー、では2つ目はー?」


「神様、私と友達になろう」


「あれ、おっかしーですねー、幻聴が聞こえますー」


「幻聴じゃないって」


「えええぇぇぇぇーーー………」


頭を抱える自称神様のイケメン、じゃなくて神様と信じてやろうじゃないか、だってイケメンだし。


「…了解しましたー、3つ目は?」


私は大きく息を吸い込み…


「男にして下さいっ!!!!!」


「…そんなので良ければー」


私は神様の返事を聞き、歓喜する、女も良いけどやっぱ男にだってなって見たいのだ。


「それでは早速ー…」


「お、おう」


「この者に安全なる道中を、この者に幸福が舞い降りる様に、そしてこの者の願いを叶えよ」


神様がそう言った瞬間、私は明るい光に囲まれて、気絶した







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