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4話 私がLOVEHOの怪盗なら、きっと世界は楽しいだろうね

題名つけて、印象に残る……っていうのを目指してますw

 自販機に1万を入れると鍵ががちゃんと穴から落ちてきた。大きな部屋がまだ部屋があったようだ。


 と、言うのが昨日までのはっきりした記憶だ。後は何かあったのかよくわからない。

 5時に起きてシャワーを体に長時間あびせた。肌をすべる水とともにアイツの唾液を流してくれるだろうか? 低俗すぎるものだったので、こちらも手を貸す事になったのがなんとなくは分かった。そして血液型もわかった。間違いなくB型。ことを楽しませようとしていたがどこかぎこちない。


 ラブホを何事かもなかったように抜け出した。なんだか足が軽い。まだ空は完全に青色にそまってはいなく、水色と緋色が混ざり合っていた。胸の中がさっぱりしていた。バイトなんかしなくても短時間で数十万円を楽に稼げる方法があったのが、記憶の底から分かった気がした。数年前まではこうだったのだから。だから高級なものばかりに手をだすようにもなったのだ。


「14万郁くに……。大学生なのに金持ってるよなぁ、ホント」


 何故そんなに金が入ってるのか、なんてこっちは知ったこっちゃない。抜けるだけ財布から抜いてきた。不用心にも程がある男だった。無論、男は6時に起きて財布の中を見て吃驚したことだろう。抜こうとしていた財布と女が隣で寝ていなければ、おまけに学生証もない。この世界で、大学で学生証を再発行してもらえる保障はない。そう、男は神州大学の学生である権利を剥奪されたのだ。


「嘘……。俺が女と寝て集めた金が……、根こそぎとられるなんて」


「金は汚くても、買えるものは買えんだよ。ばーか」


「ちくしょおおおぉぉぉっ!!!!」


 


 悪いことをしたとは少しも思っていなかった。髪が黒いのは、腹黒い証拠かもしれない。逆にやられたらやり返せというのがなくては毎日に刺激がない。首にされたキスは無下。あれほど下手こそな奴はいないだろうし、こんなに大きく後を残すなんて。さっぱり女のことを無視してやりたい放題な所を見ては、何かの罠にかけようとしているのがモロ丸出しじゃないか。ダブルでやり返してやった。金と学生証。

 でも、まぁこれで旅費が少しはできたってことだ。感謝はしていないが。

 仕事についたら、首になるのがオチ。旅なら……どんなオチになるのか考えてみたいものだ。

最後意味不明ってなった人多いかなぁと思いますけど…、

作者としてはこれで正解っす。

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